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結婚を証明せよ。



 トラブルはいつだって、前触れもなくやって来る。そして今回は、ピロリン、という機械音と共にやってきた。







庚葉月

『花乃元気にしてる?那津くんと結婚したって聞いたけど、お姉ちゃんにはまだ報告きてないんだけどなー。』



花乃

『遅くなってごめん。落ち着いたら、て思ってて。』



庚葉月

『罰としてラブラブな2人の写真を送ってね。』



花乃

『え。』



庚葉月

『三日以内に。』







ウキウキ姿のクマのスタンプと共に送られてきたメッセージに、花乃は顔を青くした。


「……まずいなあ。」


スマホを机に置いて、頭を抱える。


どうも結婚契約には嵐が付き纏うようである。







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