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婚約破棄とは?  作者: 種桃
3/11

3.悲鳴が上がった

「まずは、此度の夜会へ参加してくれた皆に礼を言いたい。他国から友好の為にお越し下さった皆様には、特に篤くお礼申上げる」


国王がゆっくりと感謝の言葉を述べると、会場の人々が軽く膝と腰を折り、その言葉に応える。


「今夜の夜会は、わが国と友好国アドニア皇国とユードニア連合国との良縁を寿ぐ為に開催した」


その言葉で、何故かアーノルドとアルマが互いに見つめあい微笑む。

その姿に、アーノルドに注目していた貴族たちが首をかしげた。


「わが国の・・・」


「第一王子であり、王太子である、このアーノルドと!アドニア皇国の貴族の血を引くアルマ・ジニエ男爵令嬢との婚約が整った!」


アーノルドはアルマ嬢と手を取り合い、これ以上はない、といった笑顔で、まさかの国王の言葉をぶった切って宣言。


そして、下級貴族のエリアでは、悲鳴が上がった。


「ぐっぐふぅっごほっ」

「きゃぁあ!!あ、あなたぁぁぁぁ!?」

「ジ、ジニエ男爵っ!ジニエ男爵がっ!」


阿鼻叫喚 と言った所だろうか…。


王の目から光が消え、王妃の持つ扇がギシリ、と音を立て…ヒビが入った。


もはや、婚約破棄が云々といった問題ではなくなってきつつある。

エルーナローズは、斜め後ろに立つ青年と目を合わせため息をつくのだった。




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