閑話─魔法紹介─
霞の魔法を紹介します。
魔法霧散・魔法
形式:玉
性質:霧散・凝固
特性:サッカーボール程の大きさの霧が集まったような玉を形成する。【霧散】の性質により、玉を形成したとたんに、その場で散り散りになってしまうが、【凝固】によって、形を保っている。
触れた魔法を大きさや規模に関わらず分解し、霧散させる。ただし、大きすぎる魔法は、崩すまでに時間がかかるため、間に合わない場合は、避けるか受け止めなければならない。
裏話:霞はこれを体に纏ったり、右手に集めたりしようとしたらしいが、上記の欠点によって、諦めたようである。
過程喪失・魔術
形式:膜
性質:隔絶・霧散・固定
特性:薄い透明な膜を纏う。【固定】によって、とばす前の地点と、とばす後の地点を確定させる。【霧散】によって、点と点の間の距離を霧散させる。空間の跳躍による体への負荷を、【隔絶】によって遮断する。いわばテレポートのようなものだが、それは行う行動が、移動であった時。例えば、剣を振るう時。降り払い始めてから、相手の体に接触するまでの時間を短縮させる。
あくまで時間を短縮しているだけなので、体力の消費は、使わなかった時と変わらない。
裏話:これを、調子に乗って使いまくった霞は、次の日凄まじい筋肉痛になったようだ。そして、テレポートを開発すると決めたようである。
重力断絶・魔法
形式:霧
性質:断絶・集積
特性:魔法の霧を生成し、自分の周りに集める。
これにまとわりつかれている間、重力から解放される。
【断絶】により、重力を切り離す。そのままだと、霧が広がってしまい、効果が薄くなってしまうため、【集積】によって1点に集めている。
裏話:霞は空中移動を考えていたが、空中での推進力が作れず四苦八苦していた。果たして作ることは出来たのだろうか。
空間断裂・魔法
形式:刃
性質:固定・断裂
特性:空間断裂などとたいそうなことを言っているが、厳密には空間まで斬っている訳では無い。あくまで切断部位の繋がりを斬っている為、なんでも斬れるのは確かなのだが、そこまでのイメージを与えていないため、空間は斬れない。
【断裂】はそのまま、【固定】によって切断部位を固定するため、霞が解除するまで切り裂かれたままだ。
:霞が試し斬りに使用したのは城の壁。振り下ろしてみたところ、綺麗に切れ込みが入ったと言う。霞はこの事を誰にも言っていない。
意識操作・魔術
形式:霧
性質:霧散・結合・書き込み
特性:読んで字のごとく。
【霧散】で意識を散らし、【書き込み】によって、相手の意識に干渉し、指示などを書き込んだ後、【結合】によって意識を戻す。
裏話:実験台となったのは龍地。シリス達の前で不思議な踊りを披露した。その日は霞と龍地の鬼ごっこが寝るまで行われたそうだ。
除去球体・魔法
形式:膜
性質:霧散・放出
特性:自分を中心として、ドーム状に広がる膜を展開する。展開が終了したと同時に霧散する。効果自体は魔法霧散と同じで、膜の通り道にあった魔法を霧散させる。
発動から終了までおよそ2秒程。
最大展開規模は、魔術ありきだと20メートル。魔術なしだと5メートル程。
裏話:射程こそ短いが、速攻性が強い。霞は嬉嬉として纏おうとしたが、維持しようとすると、効果が魔法霧散と同等まで落ちてしまうことが分かり、断念した。
霧散防壁・魔術
形式:板
性質:霧散・凝固
特性:指パッチンによって発動する。名前の通り、触れた魔法を霧散させる防壁を展開する。広い面をカバー出来るように板となっているため、脆い。魔法1発防いだだけで崩れてしまう。効力の速攻性は、魔法霧散<霧散防壁<除去球体の順。
裏話:霞は指パッチンが余り得意では無い。その為、スカッ、としか鳴らない。それでも発動はするため、相手に聞こえなくなって、逆に好都合。なのだが、霞は今日も指パッチンを練習している。
改めて思う、ネーミングセンス。
わざわざ英語にしなくてもよかったかもしれないですね…
修正 ???→除去球体
霧散防壁の部分の<の???を修正しました。
ちなみに、霞達を召喚した魔術の性質やら↓()内の文字は色です
召喚陣・魔術
性質:霧散(無)・固定(無)・選定(無)・潜在強化(白)・適応強化(白)・適正弱化(黒)
特性:異なる世界から、知的生命体を召喚する。
【霧散】で世界間の隔たりを無くして、それを【固定】。召喚者側の空間を一部霧散することにより、無理矢理【選定】した者を、“こちら”に引き込む。その際に、【適正弱化】で、元の世界への適応を無くし、【適応強化】により、“こちら”への適応を高める。そして【潜在強化】で、召喚した者を強化する。
適正にかかる時間はそれぞれ違い、二人はそれなりだった。『選定』に時間がかかった為、発動から召喚までに間があった。
裏話:発動するにはマナを貯める必要が有り、もう一度使用するには、最低千年はかかる。そもそも6つもの性質が着いた魔術を発動するだけでも大変なので、今回召喚出来たのは運が良い。