第5曲
すみません、飽きて途中で投げ出してまた書いて…ってのを繰り返してたので多分途中途中文がおかしいかもしれないです。
暇があれば直すので許してください。
ってかやっと転移させられました。
正直分けようか悩んだけど…これ以上遅らせると俺も書くモチベがなくなっちゃう!
ラスボス、所謂“Last Boss”の略称で最後のボス敵という意味である。
まず『New Generation』におけるボスというものについて説明しておこう。
『New Generation』はストーリーを進めるにつれ新たなフィールドへ行けるようになっている。
その際、今いるフィールドと次のフィールドを繋ぐ境目に門番のような役割でボスが配置されているため、必ず倒さなければならない。
ボスは普通の敵と比べてもステータスの数値が桁違いに高く、このゲームの卑しいところは全プレーヤーのレベル、ステータス値を把握し、それを基にステータスが変動するところである。
よって、どんなに周りが弱いとしても1人でもズバ抜けて高いステータスを保持していた場合、そのプレーヤーに合わせてボスはステータスを変更するので、周りも同じくらい上げなければならない。
しかし、このゲームのボスは誰のステータスを基に構成されているかはわからないため、もしもソロプレーヤーがその時点での最高レベル、ステータスを保持していた場合、なぜこんなにも強いのかがわからず頭を悩ませてしまうことは想像に難くない。
また、ボスは通常1人で攻略できるステータス値ではなく、5〜6人パーティを推奨しているため、ほとんどのプレーヤーはパーティを組んで最適な状態で挑むのが常である。
そして情報の共有はプレーヤーとしてのマナーとなっており、よっぽど独り行動を好むソロプレーヤーでなければ、現段階での最高レベル者は把握できているだろう。
それでも、あるフィールドからはトッププレーヤーたちが力を合わせても勝てなくなってしまったのは、果たしてバグなのか仕様なのか…はたまた……。
このゲームでは、ラスボスは全フィールドが解放されたあとに出現することが明記されている。
そのため、どこのフィールドに出現するかは広大なマップを一から探索しなければならない。
姿形、【スキル】、装備品などなど全ての情報が開示されていないラスボス。
名前すら製作者は教えてくれないので、プレーヤーは血眼になって探しているのだが、すでに全フィールドが解禁になって半年、未だに誰も見つけられていない。
そしてこれだけ秘匿された存在であるからして、プレーヤーの間では倒した後に貰える報酬、所謂ドロップアイテムには素晴らしい価値があるのでは、と実しやかに囁かれているのだった…。
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俺は銀髪エルフの姿に戻り、リスポーン地点であるホテルを抜けてラスボスのいる始まりの街へ転移水晶を使用して飛んだ。
転移水晶とは転移の魔法が込められている水晶のことであり、一度訪れたり、視界に納まっている場所までは瞬時に移動することのできる便利ツールだ。
ただし戦闘中には使用不可のため、瞬時に敵の後ろに現れるといった戦法は使えない。
「よしっ、行くか」
なぜかは知らないが、このゲームのマップの中央にある国を原点として、他の国や街、村がちょうど収まるように円を描く部分でしか転移水晶は使えなくなっている。
そのため、ラスボスを探しているプレーヤー間ではこの範囲外にいるという説が濃厚になっており、この間会った『江戸の明星』というクランの人たちもおそらくラスボス探しに来ていたのだと思う。
未だに探している奴らには悪いとは思うが、散々除け者にしてきた連中に情報を渡すほど俺は優しくない。
昔話にはなるが、これは俺がちょうど『旅芸人』から『楽師』を経て、『吟遊詩人』までジョブを進化させたあたりの時の話だ。
俺は別に音楽が好きなわけではない。
しかし、その時仲が良くいつも組んでいたパーティメンバーの中でバッファーの役割を持つ奴がいなかったから、俺は『楽師』へと進化させざるを得なかった。
バッファーとはつまり、戦闘時に仲間のステータスを上げることができる支援職だ。
確かに『楽師』にも攻撃技は存在するが、『魔法使い』や『戦士』といった本物の戦闘職のプレーヤーには遠く及ばない、雀の涙ほどのダメージしか与えられない職業だった。
しかし俺は支援職、バッファーとしての役割を正確に果たし仲間を援護した…はずだったのだが。
ここで仲間の1人が、『エンハンサー』という支援職の中でも頭一つ抜けて強力な職業に進化したのだ。
俺は支援職は2人もいらないだろと主張したが、パーティメンバーは『楽師』よりも使い勝手がいいし、なにより“強い”と言って俺の意見を払いのけてきた。
支援職として『楽師』には欠点がある。
それは、効果の発動時間が遅く、なおかつ効果の影響が弱いことだ。
『エンハンサー』は呪文を唱えることで一定時間強力なステータスアップを見込める。
さらに、パーティメンバー全員に効果をかけることができる【スキル】も存在し、敵に対してデバフ、つまりバッドステータスの付与もすることができる。
それに比べて『楽師』はデバフは付与することができず、楽器を弾き歌を一節歌い切らないと効果が出ず、なおかつ歌が味方の耳に入る距離にいなければならないというなんとも難しい設定になっている。
これらを鑑みても明らかに『エンハンサー』の方が優っているのはわかるだろう。
結果俺はパーティを追い出された。
もう要らないからと……。
そうして様々なパーティを転々とし、悪意ある嫌がらせをたくさん受けてきた。
報酬を少なくされ、ドロップアイテムはもらえず、ときにはモンスターの囮にされたりな。
だから人と組むのをやめた。
いっときはこのゲーム内にいる全ての『吟遊詩人』及び『楽師』を集めてパーティを作った。
まぁ集まって3人だったんだけど…。
そいつらも『吟遊詩人』という職業の不遇さにアカウントを作り直して違う職業でやり始めたから今じゃもう連絡すら取っていない。
俺は嫌がらせをしてきた人たちの不幸を望む人間なんだが、俺を追い出した最初のパーティは今じゃトッププレーヤーのパーティとして名を馳せている。
極めて遺憾である。
まぁ結果として一人で伸び伸びと「冒険」ができ、こうしてラスボスまで辿り着いたからいいんだけどな。
そんな思い出を頭に浮かべながら、ここ最近毎日通っている大草原を歩き続けると突然大きな岩が現れた。
岩にはひび割れがあり、一見ただのグラフィックだと思うだろう。
俺はキョロキョロと辺りを見回し誰もいないことを確認すると、この穴に手を突っ込んだ。
すると世界は一変、真っ白な虚無の空間に強制転移させられた。
この虚無の空間がラスボスのいるフィールドなのだが、他のプレーヤーたちは皆揃ってラスボスに相応しそうなところをイメージで探していることだろう。
ではなぜ俺がこんなことを知っているのか、不思議だろ?
俺も不思議だ、なんかモンスター飛び出してこねぇかなって好奇心で突っ込んだだけなんだ。
普通はただのグラフィック、まぁ演出だと思うのが常識だろうな。
実際にヒビの入った岩なんてこのゲームには腐るほど存在する。
しかし、この岩のヒビ以外はまったくもって意味をなさないグラフィックだった。
ただ、その時の俺は暇すぎたんだ。
色々な国を訪れ、色々な物を採取し、世界を見尽くしたと言っても過言ではない俺は“何か”を求めて手を突っ込んだ、それだけのこと。
この真っ白な空間だが、一つだけ生物のようなものが先客としていた。
まぁこれがラスボスな訳だが…。
全長は鎌倉の大仏ほどの大きさで、頭には変な冠のような飾り。
顔には笑っているお面のようなモノを付けており、ダメージが半分を切ると怒ったお面に変わる。
体はドレスのスカートのように広がっており、足はなく、手は横に2対、計4本生えていてとても気持ち悪いビジュアルをお持ちのようだ。
宙に浮いているため遠距離攻撃しか効かず、なおかつ魔法にも耐性があるようで効きずらく、状態異常は無効。
正直相手のHPを削る手管は限られてくるが、それでもないわけではない。
相手の攻撃範囲はとても広く、攻撃を与えることばかりではなく逃げることに専念しないと避けきれない。
基本的に4本の手に持っている剣や斧での物理攻撃主体だが、怒ると一変、魔法攻撃に切り替えてくるので要注意だ。
最終形態があるのかどうかは知らないが、毎回怒ったあとに殺されてしまう。
(今日はせめてギリギリまで削ってパターンを把握しておきたい)
「よっしゃ、やってやらぁ!」
そう言って俺は、ラスボスに向かって走り出した。
ボスの攻撃エリアに侵入したその瞬間、大気を震わす雄叫びを上げ、それが衝撃波となりこちらを襲う。
物量を持った声というものを俺はこいつ以外知らない。
しかしなんてことはない、初手の攻撃は毎回コレだと決まっているのだから。
知っていれば防ぎようは多々あるため、俺もしっかりと対策を講じた。
結果無傷で突破し、ノックバックも無効化してやる。
相手の二手目は右上の手に持つ大太刀による袈裟斬り。
体が大きく、モーションも大振りのためかわしやすい、と思っていたら大間違い。
これがまた、振り下げると常人ではなにが起こったかわからない間に頭をカチ割られる速度で襲ってくる。
しかしこれはゲーム、能力は常人のそれとは程遠いものになっているため、破片の飛んでこない左に避けることで難なくかわせた。
残り数センチのところをスレスレでブンッという音が通り過ぎ、そのコンマ数秒後に右から大爆発が起きる。
抉れた地面の破片は右側に飛び散り、さらに大太刀から繰り出された攻撃は直線状にあるもの全てを切り裂く。
相手の攻撃は全て範囲攻撃になっており、武器を扱っている間はその武器の直線上全てが範囲指定されているため、当たらないところで突っ立っているだけで右半身と左半身が別れを告げるだろう。
また、地面の破片も攻撃として扱われるため、これを何も知らずに受けると連続攻撃の嵐が降り注ぐこととなる。
(初見の時はなにが起こったかわからないままリスポーンしたからなぁ)
懐かしい思い出に浸りつつ、俺は進軍をやめない。
そのままグングン近づいていこうと思ったその瞬間、右側から【スキル:危機察知】が発動。
この【スキル】は自分の身に危害が加えられそうになることで発動する能力であり勘に近いものかもしれないため、このような能力は第六感を活用しているのではないかと言われているが、真相は製作者しかわからない。
俺は【危機察知】に従って全身の筋肉をフル活用し、バネのように前へ飛んだ。
ドガァァァン!
と真後ろで轟音が轟く。
後ろを振り返ると地面が月のクレーターのように半球状に削り取られていた。
ラスボスの左上の手に握られた棍で攻撃されたようだ。
これは斬撃ではなく打撃による攻撃で、なぜこのように数種類の武器を持っているのかというとプレーヤーの個性豊かな『種族』が関係している。
『種族』にはそれぞれ得意な攻撃や防御などが割り当てられており、不得意なものも然り。
そのため中には斬撃耐性や殴打耐性などを持っている『種族』もあるので、それに対応するために様々な武器を持っている。
まぁこれはただの豆知識であり、戦闘は続行中である。
俺は自分の攻撃範囲に敵が入るところまで近づかなければならない。
例え遠距離による物理攻撃だろうが魔法攻撃だろうが射程はさすがに敵より短い。
そのため、常にトップスピードで近づかなければやられっぱなしのジリ貧である。
その後も近づいては躱してを繰り返していき、やっと射程内に敵を収めることに成功したが、ここからが勝負どころである。
敵からしたら幾度となく攻撃を繰り返してるが、俺からしたら今から反撃開始である。
「ぜってぇ倒してやるよ…」
そう言って俺は魔法を放つが、敵は魔法耐性を持っているため痛くも痒くもないだろう。
まぁ痛覚があるかは知らないが…。
しかしこちらも準備は万端である。
MP回復ポーションの最上級のものを持てる限り持ち、HP回復ポーションもまた同じこと。
ゾンビ戦法でいくためかなりの財を失ったが、こいつを倒すためならなんだって差し出してやる。
そうして敵の攻撃を躱しては反撃し、躱しては反撃しを数百、いや数千ほど繰り返したところで敵の雰囲気がガラっと変わった。
怒りモードである。
ここからが用心しなければならないところで、毎回この状態のときに負けてリスポーンしてしまう。
このモードのときは武器は使わず、魔法攻撃のみを行ってくる。
しかしこの魔法攻撃だが、範囲がとにかく広く1番広いやつではフロア全体に当たり判定が下される。
まぁ言っちゃえば避けようがない攻撃だな。
しかもそれが即死の一撃なのがまたタチが悪い。
蘇生用のアイテムを持っていなければ一瞬で詰むところだ。
初見で見たときは運営に文句を言ってやろうかと思っていたが、それを言って修正されたら負けな気がしたからやめた。
俺は俺の力でこいつを倒してみたい。
これも「冒険」の1ページであることは変わりがないため、できるところまでやってやりたい。
そうして挑むこと2ヶ月が経過し、学校でも家でも常に対策を考え続けていた。
そのせいで朱音に怒られたのは正直知ったこっちゃないけどな。
「ウオォォラァァ!」
俺は叫び声を上げながら魔法をぶっ放す。
俺の装備できる武器は楽器の他にも短剣などがあるが、職業の能力的に音楽が必要になるため竪琴を装備している。
この武器は物理攻撃なんて以ての外であり、逆に武器が壊れてしまう可能性があるため自然と俺の攻撃は魔法が主体になってしまうのが辛いところだ。
それでもやってやるという気持ちを胸に、敵のどデカイ魔法を時には防ぎ、時には躱し、また時には気合で受け止めつつ反撃をしていった。
そして幾度となく同じことを繰り返していったそのとき、とうとうアレが来た。
フロア全体に及ぶ即死魔法【ニュークリア フラッシュ】。
放射線ほ部屋全体にばら撒く、というのが説明書に書いてあったがただの即死魔法である。
無敵状態になる【スキル】でもそれを通り越して死ぬため、本物の初見殺しであるのは間違いないだろう。
もちろん俺も死んだが、蘇生アイテムを駆使してその場を繋ぎ止める。
この技を放った後は敵に隙が生まれるため、ここで一気に魔法を連射し畳み掛けることに。
そうして敵の残りHPが2割を切った時、初めて見る異変を感じ少し離れることにした。
『ア”ア”ァァァァァア”』
地面スレスレまで降りてきて蹲ったと思った途端に金切り声を上げ始めたラスボス。
「な、なんだよ急に…」
初めて見る光景に心臓が縮み上がり、背中をムカデが這いずり回っているような悪寒を覚えた。
人に不快感を与えるためだけに出しているようなこの金切り声は、一体何を表しているのか…。
答えはその数瞬あとにわかることとなった。
ゴキゴリリリッ!!
骨が砕け散るようなサウンドがエリアに響き渡り何事かとラスボスを見ると、首と肩の付け根のあたりから新しい首が生まれ、顔には今にも泣き出しそうなお面を付けていた。
「うわっ、気持ち悪っっ!」
体液と一緒に出てきた顔は一体なにを表しているのだろうか。
まるで産まれたての赤子のように体液まみれの泣き顔野郎に動揺している暇はない。
あの形態は初めて見たので、おそらく今回はかなり良いところまで来ているのだろう。
そう信じ込み、また魔法を打ち込み始めたのだが…。
『オンギャァァァァァア!』
赤子の声で鳴き始めた途端、シールドの様なものが張られ、全ての攻撃が通らなかった。
「っ!?そんなのありかよ!」
まさかここにきて魔法攻撃が一切通らなくなるとは思わなんだ。
少し焦燥感に駆られ始め、こうなっては攻撃する手段がない…とはならないんだなこれが。
俺はこう見えてかなり特殊な職業だ。
それなりに隠している手段の一つや二つは持っている。
ここに来てからずっと音楽を奏で続けている竪琴もその一つであるが、この竪琴は少々特殊で【自動奏者】という【スキル】が付与してあるため誰かが演奏しなくても勝手に音を出してくれる。
そのため俺の両手はガラ空きになり、様々なことができるようになるという設計だ。
今のは一つの例ではあるが、俺には隠し球が多々あるため、こんな障壁を消し去るのは赤子の手を捻るよりも簡単である。
「…………」
俺がボソボソと一言発した瞬間、障壁は消え去った。
「オ…ギャ?」
ラスボスは障壁が消えかなり動揺しているらしい。
その隙を突き、魔法をまた乱発する。
ポーションを口に咥え、徐々に喉に流しながら両手で打てる限りの魔法をお見舞いしてやった。
敵も魔法をかなりの数打ち込んできたが、今度は俺が障壁を張り一方的に攻撃をする。
両者から赤や黄色、緑など鮮やかな色彩を持つ魔法の数々が行ったり来たりし、それだけでどれだけの時間が経ったのかは誰もわからない。
敵も時々障壁を貼り直すが、そんなもの先ほど同様にすぐさま消し去りこちらも一方的に攻撃をぶち込んでやった。
そして残り1割をきったであろうとき、またもや先ほどの骨を砕く音が聞こえたかと思うと、別の方向から首が伸び、元の笑った顔がニョキニョキと体液を撒き散らしながら生えてきた。
(なるほど、顔によって役割が違うのか…)
そうなると笑った顔は物理攻撃なのだろう。
そして思った通り4本の腕を巧みに駆使しながら武器の乱撃+魔法の乱射を俺へと繰り出してきた。
時には大太刀が右から飛んできて同時に左腕からは薙刀が振りかざされた。
俺はそれをマトリッ○スのように大太刀と薙刀のほんの僅かな隙間に、ぐるぐると回りながら真横を維持した状態でジャンプし躱す。
そしてその状態でも魔法の乱発は続き、俺はそれを障壁によって防ぐことに成功した。
しかしそんなに上手くはいかないものみたいだ。
ちょうど躱しきって着地したあと、何かに吹っ飛ばされ俺のHPまでもが1割を切ってしまった。
左上の手に持っている棍を振りかぶった状態で動きを止めていたため、おそらく俺はあの棍に1発お見舞いされたのだろう。
たった一撃を受けるだけでこれだけのダメージ量になるとは…。
すぐさらHP回復ポーションを飲み干し全回復する。
めちゃくちゃぶっ飛ばされてしまったのでかなり離れてしまったため、また射程内に入るまで走って戻らなければならなくなってしまった。
そう思い立ち上がり走り出そうとしたとき、またもや【ニュークリア フラッシュ】を放ってきて俺は死んだ。
まぁ生き返ったがこれで都合4回目のリスポーンであり、蘇生アイテムは持てる数が限られているため後1回しか死ぬことが許されない。
ここまできたらさすがに勝ちたい。
そう決意してまた猛ダッシュで距離を詰める。
しかし、絶望とはピンチの時ほど訪れるらしい。
敵は顔三つの状態で回復し始めた。
敵のHPゲージというものは存在しないため残り体力などはわからないが、エフェクトが完全に回復エフェクトだ。
「おいぉぃ…まじかよお前…」
回復したにも関わらず顔は三つ。
これで全回復していたらもはや目も当てられない。
(ただ、距離を詰めるなら回復している今がチャンスだ)
「ぅうおおおおおおおおお!」
俺は三度走りだし、絶対に負けてやらねぇという思いを胸に、敵めがけて突進した……。
そうしてどのくらいの時間が経ったのだろうか。
ラスボスは光の粒子を撒き散らしながら空気と同化するように消えていった。
死亡エフェクトだ。
「か…勝った…のか?」
『スリパクター』を使用した行動には息切れなどの疲労は一切感じないように製作されてはいるが、幾分の時が過ぎ去ったかわからないほど緊迫した戦闘により、精神が疲れ切っていた。
しかし、ラスボスは明らかに死んだ。
いや、俺がぶっ倒してやった。
大きさから考えてもかなりの数の光の粒子が舞っている様子は幻想的で、あの気持ちの悪い敵から発せられたものだとはとてもではないが思えない。
その光の粒子が消え去った後には、一つのお面と宝箱がポツンと置いてあった。
『ニュージェネ』におけるドロップアイテムとは倒したあと稀に出現する宝箱の中身のアイテムのことを指す。
しかし更にごく稀に、モンスター自体の体の一部を遺して消えて行くことがある。
これはメモリアルアイテムと呼ばれており、遺す部位はランダムで手であったり足であったり、はたまた内臓なんかを落とす時があるが、どれでもかなりの高額で売却できたり、武具に加工できる場合だと神話級に届くこともあるほど強力なものが出来上がる。
実は俺の金色の瞳も、他のところで出てきた裏ボス的なやつが遺した目玉を移植したものだったり。
そのおかげでその裏ボスが使っていた目に関する能力は全て引き出すことができるようになった。
まぁ幻術を見破ったり魔力の流れが見えるようになったり…、少々しょぼいかもしれないが【スキル】もなしにこのようなことができる時点で凄いことなのだ。
そもそもボスがメモリアルアイテムを遺すのはかなりの低確率で、滅多に出会う場面はないことは確かである。
ラスボスを倒した残り香を見ていると、やっと倒したという実感が心の底からふつふつと湧き上がってきた。
「倒したのか…俺は…」
しかし、倒したあとになんだが何か忘れているような気がする。
なんだったか………うーん。
「あっ、クラス会だ。やっべ、今何時だ!?」
時計を見たいと念じるとすぐさま視界の中央に時計が浮かび上がってきた。
『スリパクター』は明晰夢とネットを繋げたような形のものなので、思ったことは大体できるようになっているが、もちろんできないことも存在するので注意が必要である。
「えーっと、今は夜の9時か。家帰ってきてからずっとやってたからかなり時間が経ってるなぁ。けどこの時間ならまだやってるだろ、顔だけ出すかぁ」
俺はドロップアイテムとメモリアルアイテムをとったあとに、顔だけ出すことを決めた。
サブ垢を作る暇はないのでもうこのまま行くしかない。
(まぁラスボス倒したしいっかな)
そう思いアイテムを拾いに来て、まずは宝箱を開けた。
「ん?……スマホ?」
なんで携帯電話がこんなところに?
間違いなく宝箱に入っている道具ではないだろう。
(なにに使えんだこれ…)
少し肩透かしを食らった気分になりながらも次は仮面を手に取った。
【鑑定】
【スキル】を使用し、この仮面についての説明を読んでいく。
簡単に説明するとこうだ。
仮面の名前は《シネシティマの仮面》。
今は無表情のこの仮面は、体の器官を二つのみ増やすことができ、増やす場所も選べ、一度しか使用できない。
そして神話級のアイテム。
これは間違いなくすごいアイテムだ。
消耗品のアイテムでは未だに神話級のアイテムが見つかっていないのだから尚更であろうか。
たしかにメモリアルアイテムとして俺のように目を移植するようなプレーヤーは他にもいる。
しかし、移植であって決して増殖するわけではないのだ。
代替品として扱われ、俺の場合だと自分の元の目を失い今の目を手に入れる形になる。
そこでこの仮面の出番だ。
このゲームではリアル性を追求しているため、痛覚はないが心臓と思われる箇所を突かれると即死するようになっている。
心臓が三つになると考えると、このゲームでは急所が三つに増えることてかなり強くなれるかもしれない。
もしかしたらHPが増えるのかもな。
他にも【魔力操作】という【スキル】が存在するが、『ニュージェネ』のすごいところは現実ではない力を“本当に感じる”ことのできるところだ。
魔力というものは現実には存在しないのはよくご存知であると思うが、このゲームでは魔力を生み出す器官(内臓)が存在し、実際に操る技量が必要となってくる。
これを上手くやれると魔力消費量が減ったり、魔法が体を離れてもある程度までは動かすことができるようになるのだ。
まぁ実際に内臓が増えているわけではないと思うが、それでも魔力という不可思議な力を身体で感じることができるのは間違いないことである。
そしてこの器官を増やしたとしたら?
おそらくMPが増え、さらに技量が伴えば魔法職の場合は他のプレーヤーを圧倒できるだろう。
色々な想像が広がっていく中、俺は最初から増やす器官をもう決めていた。
説明通りに仮面を顔につけ、俺は言葉を紡ぐ。
「俺は、“口と喉を一つずつ”増やしたい」
唱えた瞬間、目の前に3Dで人間の体のホログラムが現れた。
これで増やす場所選択しろってことなんだろうけど、もう少し説明して欲しいところだ。
(てか…ち○こまであんじゃねーか。こんなところに口あったらもうモン○ンのフル○ルだよな…)
しかし、正直言って目立たないところが好ましい。
どのような姿形で増えるのかが全くわからないため、顔に口が三つもあったらもはやバケモノ以外の何者でもない。
足の裏なんかがいいとは思ったが、もしこれで呼吸ができなくなって壊死しました、なんて言われた時には苛立ちと、ここまで頑張ったのに無駄になってしまったという虚無感で頭がおかしくなってしまうだろう。
ちなみに上に記した通りこのゲームには息切れはないくせに呼吸は存在する。
そのため、水中なんかを探索するときは表示される呼吸ゲージを見て一度海面に上がり呼吸する必要が出てくるのだ。
だからこそ、口を増やしたとかどうなるかわからないので、あまり変なところに増やすのはやめておきたい。
(やっぱここが1番いいのかなぁ)
俺は自分が1番いいと思った場所を選ぶと、仮面が急に三分割され、一つは自分の口に、もう二つは選んだ部位へとくっついてスッと消えていってしまった。
(これで…増えたのか?唇は付かないみたいだな)
なんとも演出の少ないレアアイテムだこと。
本当に増えたのか怪しくなるところではあるが、クラス会に顔を出した方がこれからのためになりそうなので少し急ごうかと思い立つ。
こんなものか、なんてため息をついていると忘れかけていたもう一方のアイテムが急に作動し始めた。
ブルルルルルル。
「うわぁ!?」
急なバイブレーションにより、驚きすぎて手から滑り落ちそうになってしまった現代チックなスマートフォン。
画面を見ると“GM”の文字が表示されていた。
GMと言うのはゲームマスターの略で、言ってしまえば運営である。
「っ!?G…Mだと…?」
このゲームにはバグらしいバグが見つかっていないので良いのだが、普通のゲームと違う点は運営への連絡が一切取れないところであった。
取れないというのは少し語弊があるかもしれないが、連絡先が公式ホームページにすら載っておらず、こちら側からは連絡ができないのは確かである。
(そんなGMが急に俺に何の用が?)
ブルルルルル。
未だに振動を発しているこのコンパクトな金属の板の冷たい感触が俺に緊張感を生じさせる。
意を決して画面に指を添えスライドし、電話に応答することにした。
「は、はい。〈シギ〉です」
『やぁ、やっと出てくれたなぁ』
そう言って聞こえてきたのはバリトンボイスが魅力的なオジサンの声だった。
口調は初対面にしては馴れ馴れしく、けれども嫌味な印象を受けないところがすごい。
『俺は…まぁこの世界を創った創造主って自己紹介が1番カッコいいかな?』
製作者は、インタビューに応じはするものの名前などは一切合切明かしていない。
そのため、男性か女性かすら定かではなく、ネットの掲示板なんかではかなり推察による議論が白熱していたのを思い出した。
「は、はぁ…。えっと…?」
『あれ、君倒したんじゃないの?しかもソロで…』
「え?あ、いや、倒しましたけど…。何で知ってるんですか?」
『そりゃぁ君ぃ、このアイテムはソロで倒さないと手に入らないアイテムなんだよ〜。よくやったね!すごいことだな!』
ものすごく上機嫌に話しかけてくれるものの、耳に触れている鉄板のせいか、回線という境界を挟んでハワイとアイスランドのような温度差がある。
『いやぁ、まさかこいつをソロで倒しちまうとはなぁ。君、名前は?あ、プレーヤー名ね』
(いやいや、さっき言ったろオッサン)
「〈シギ〉です」
『っ!?』
すると電話越しでも相手が驚いているのが伝わってきた。
俺は別に有名なプレーヤーでもなんでもないわけで、GMに知られているようなことは思いつかないのだが…。
『なるほどなるほど。君が“あの”〈シギ〉君か。いやぁ、話せて光栄だよ。なにせこのゲーム最期の『吟遊詩人』…いや、今は違ったね』
「なっ!?」
(なんでそれをっ!?)
次は俺が息を飲む番のようだ。
そう…俺は今現在、『吟遊詩人』ではない。
まぁそれは当分前からなので今に始まったことではないのだが。
それでもずっと周りにも隠していたのには違いないので、俺以外俺の職業について知っているやつはいないと思っていた。
『君には最初から注目してたんだ。なにせ『吟遊詩人』だからね、選んだのが。あれはかなり難しく設定しておいたんだ』
「まぁ、そりゃ使ってきたんでわかりますよ…。それでこのアイテムの使い道はなんですか?」
そろそろこの馴れ馴れしさも鬱陶しく感じてきてしまった。
話が全く見えず、目の前にエサがあるのに待てを言いつけられている犬になったような気持ちだ。
『あぁ、悪かったね。まさか君がここまでくるとは思っても見なかったもんだからさぁ。まぁ本題に入ると、これから君らには“新たな時代”が到来するという報告さ。俺は“新たな時代”という荒波を乗り切ってくれる人間を育てるために、このゲームを作った。そのためにこれだけ規格外なラスボスも用意した。ラスボスを倒したら、どうあがいても“新たな時代”に飲み込まれる、これは必然であり偶然ではない。まぁ変えられない事象ってことさ』
なにを言ってるんだこいつは?
“新たな時代”?
それを乗り切る人を育成するためのゲーム?
正直どんなに頭が冴えている時でさえ、今の話は微塵も理解できないだろう。
黙って聞いてはいたものの、それは途中で遮ることでさらに頭が混乱してしまうことを恐れたからだ。
しかし黙っていたとてこの状態なわけで…。
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
ついつい口調が乱れてしまう。
「“新たな時代”ってなんのことだ?お前は一体何者なんだ?」
『俺はだから創造主だって〜…。まぁ“新たな時代”の説明については俺がしなくてもじきに分かるさ。これは“揺り籠”なんだ。それも、何もしなくても勝手に揺られてしまうからどうしようもない籠さ。しかし、この揺り籠に乗せる人間は選ぶことが辛うじてできる、だからこその君らなんだ』
「ゆ、“揺り籠”…?」
次から次へと新しいワードが飛び出してきて、もう何が何だかサッパリだ。
ホントに頭がパンクしそう…。
『今はわかってもらわなくてもいい。いつか君らは…いや、君なら分かる時が来るさ。まぁ話を戻そうかな。えっと〜…あぁ!そうそう、“新たな時代”の話だったね。いやぁ間に合ってよかったよ〜。もうすぐで波が来ちゃうところだった。実際はね、ラスボスを倒さなくてもいずれは“新たな時代”が来ちゃうんだけど、その前に倒してくれて安心して見送れるよ〜、ははっ!』
(もうなにも口は挟まないぞ…。挟んでもなに言ってっかわかんねぇからな)
『ふん…随分大人しくなったなぁ。まぁいい、さっき俺は「この携帯はソロで倒したらゲットできる」と言ったのを覚えているかい?』
「あぁ、覚えている」
『ははっ、俺はそっちの口調の方が好きだぜぇ?』
「っ!!うっせぇ、さっさと話を進めろっ!こっちにも予定があんだ!」
煽られて頭に血が上ってしまったようだ。
まぁあんな難しい話をされている時点で頭に血は上っていたんだが。
『予定ねぇ…。あぁそうかい、じゃあお望み通り話を進めてやろう。お前の願いを一つ叶えてやる。これが俺にできる最後の懺悔だ』
「いやいや待て待て。話が全く見えてこねーぞ…」
話を進めろとは言ったが話を飛ばせとは一言も言っていない。
なんなんだよこのオッサン…、誰か飼いならしておけよ……。
『君、カルシウム足りてる?』
「大きなお・世・話・だっ!」
『はいはい、落ち着けっての…。まぁ話を戻そうか。《シネシティマ》はもちろんパーティ推奨のボスなのは言うまでもないだろう?』
「あぁ…」
もう相槌しか打たないことにした。
『パーティで倒すと、そのまま普通に“新たな時代”の扉が開かれる。が、ソロで倒した場合だけ扉が開放されるまでにタイムラグが発生するように細工してやってな。そうすることでソロのやつにだけこうやって“新たな時代”の説明をし、これから俺らのために犠牲になる君らのために望みを一つ叶えてやろうってわけだ』
「ま、待て。なんでソロしか無理なんだ?しかも犠牲ってどういうことだっ!」
これに相槌だけなんてのは無理だ。
わからないことが多すぎてもはや眠くなってきてしまったくらいだ。
『ソロしか無理な理由は二人以上のタイムラグを発生させる技量が俺にはなかったからだ。あと犠牲ってのはつまり……っ!?』
そこで突然話が終わった。
そこで終えられるととてつもなく知りたくなってしまう。
『まずい…、思ったよりもタイムラグが短かったようだ。おいっ、早く望みを言え!これ以上遅くなると望みを叶えてやることすらできなくなるぞ!』
急にオッサンは焦燥感にかられ始め、望みを言えと急かしてきた。
もはや俺の望みはお前の言っている意味を理解できる脳みそをくれとしか言えない、というか言いたくない。
『早くしろっ!“新たな時代”の扉が開こうとしてる…。なんでもいい!!お前のそのキャラで良くしたい部分を言え!それが絶対1番役に立つっ!!』
「え、えぇ…。んな急に言われても…」
俺は今までプレイしてきたこのキャラについて思い出す。
俺の職業は音楽を奏で、歌うことで発揮される能力なのだがいかんせん俺自身歌うのが好きじゃない。
というより正直下手くそなのだ。
このゲームでは歌を歌うと職業の力を借りて美声に聞こえるのだが、現実ではクソ音痴だしゲームで高らかに歌を歌ってるとか恥ずか死ねる。
それなら……。
「じゃあ、歌を歌わないでも能力が発揮できるようにしてくれ」
『っ!?よりによって……』
「お、おい。どうした?」
電話口から歯軋りが聞こえてきた。
オッサンはどうやら歯軋りがするくらい口を噛み締めているらしいのだが、理由がサッパリわからない。
『悪い…、その職業でそこを変えることは不可能なんだ。違うのにしてくれないか…?』
「なっ!?なんでだよっ!歌わないようにするのなんか簡単だろ!?」
『その職業が特殊中の特殊なのはお前が1番わかっているだろうっ!?それは“歌”があってこその職業なんだっ!!』
わ…訳がわからない。
それは俺も調べたから知っているが、それでもたかがゲームなんだから変えられるだろう。
なぜ焦っているのか、なぜ変更できないのか。
わからないことだらけだが、オッサンがものすごく焦燥感に駆られているのだけはわかっている。
「だってよく考えてみろよっ!“詩”とか“ポエム”とかだって歌って言うじゃねーか!俳句だって昔の人からしたら歌だぞっ!?音楽すらねぇじゃねーか、俳句なんてよっ!!」
ついつい俺も焦って早口でまくし立ててしまう。
俺に至ってはただただクラス会への出席を焦っているだけなんだがな。
『なっ!!なるほどな…。よしっ、待ってろ。お前の望み通りにしてやる』
そう言うとなぜだか知らんが急にやる気を出して、電話越しでブツブツ何やら言い始めた。
(おいおい、この期に及んでオッサンの独り言かよ…)
もう電話を切ってやろうかと思って待っていると、オッサンはまた話しかけてきたようだ。
『おいっ!間に合って良かった!!今終わったからな。おそらく前よりも使い心地は格段に上がっているだろう。頼む、“揺り籠”を止めてくれ…』
そう言った瞬間、ブツッっと電話が切れてしまった。
「おいっ!おいって!!」
(なんなんだよあのオッサン。急に切りやがって…)
ここまでこっちが待ってやったにもかかわらず、終わりの挨拶すらなしにブッチん切りとは。
今までの時間は果たしてなんだったのかと思うほどの静寂が俺を包む。
(あれ?)
視界の左上にある時計で時間を見ると、あれだけ会話していたにも関わらず1分ほどしか経っていないらしい。
(もっと経ってると思ってたんだけど…気のせいか?)
いや、そんなわけない。
手に伝わる冷たく固い感触が、今までのが全て現実であると知らせてくれている。
俺は今の今までこの時代錯誤のスマートフォンで、知らないオッサンと長電話していた。
何かがおかしい…、そう思い長考しようとしたら。
俺は左右を森に挟まれた見覚えのない地面剥き出しの街道に、ポツンと1人で立っていた。
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「ふぅ〜。なんとか間に合ったな」
据え置き型のパソコンの前に30〜40代の1人の男性が腰をかけていた。
パソコンにはハッカーが使うような文字が一面に羅列されている。
「あいつのおかげで何とかシステムの裏を突くことができたなぁ」
そう呟くとパソコンはなにも触っていないにも関わらず、一瞬で文字の羅列が消えブラックアウトした。
真っ暗な部屋には男性以外なにもない。
「『選定者たちを育てるゲーム』…ね。俺もとんだ悪党だな、こんなのただの箱庭だってのに…。俺は“君ら”を犠牲にしてしまった。でも、“揺り籠”は必ず止めなきゃならねぇんだ、許してくれ…。」
苦虫を噛み潰したような顔で呟いた懺悔とも悲痛な叫びともとれる独り言は、ブラックホールのようなこの虚無の空間に吸い込まれて消え、終ぞ誰にも聞かれることはなかった……。
ご愛読ありがとうございました。
やっと異世界に飛ばすことができましたよぉ。
ダラダラ書いてると、このサイトを開くのでさえ億劫になってしまいますね笑
ブックマークとか増えてるとやる気出るんで、どんどんやる気を分けてください。