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第4曲

ブックマークと評価人数が増えてて嬉しくてスパン短めに投稿できました。


本当に嬉しくやる気が湧きます。


感謝しかないです、ありがとうございます!

『New Generation』において、種族・職業ともに欠かせないものであるのは前の投稿でも記述した通りである。


例えば『人族』、この種族は全てが平均的なパラメータのステータスを持ち、種族特性による職業以外は全て就くことができるようになっている。

器用貧乏扱いをされることの多い『人族』だが、上位プレーヤーのほとんどはこの職業を選んでいるのだ。


理由としては、レベルを上げると器用貧乏どころか攻守ともにこなすことのできるオールラウンダーへと進化するからである。

そのため、MPや魔法攻撃力に依存してしまう魔法系統の職業よりも、戦士系の肉体的職業のほうが多い。


そのほかにも様々な種類の種族が選べるが、どの種族・職業にも決して逃れられない共通点が存在している。



それは…レベルアップすることにより、【スキル】を取得するということだ。



【スキル】というものは、このゲームいや、だいたいのRPG類のゲームにおいてはかなり重要な要素となってくるだろう。


『New Generation』における【スキル】には大まかに分けて2種類存在する。


一つ目は常時発動型、所謂パッシブと呼ばれる【スキル】である。

これには物理攻撃力上昇や、魔法防御力上昇などのステータス補正が多い。

この際にMPの消費はないが、効果の弱いものやデメリットの存在する【スキル】もあるためON・OFF機能を忘れないように使うことが大切となってくる。

また、稀に違う系統の補正が存在するが、それはその【スキル】を使うプレーヤーが現れたときに追記するとしよう(筆者の惰性発揮)。


二つ目が意思発動型、『New Generation』ではアンパッシブと呼ばれる【スキル】であるが、これは更に二つにカテゴリーすることができ、MP消費型と非消費型がある。

ほとんどの場合は戦士系職業並びに魔法系職業関係なしにMPを消費する【スキル】を使用する。

しかし、これまた稀にMPの消費なしに使用することのできる【スキル】というものが存在し、使用する際にはHPや所持金などの“他のもの”を対価とする必要が出てくるのだ。


そしてこの【スキル】だが、職業のレベルを上げることでもらえる…そう思っている人が多いだろう。


しかし『New Generation』というゲームには、種族レベルというものも同時に存在している。


職業においては上位職へ就くときにレベルはリセットされてしまうが、種族におけるレベルは種族変更が不可なため、上位職へチェンジした場合でもレベルリセットは起こらない。


そのため、【職業スキル】と比べて【種族スキル】というものは一度取得してから次取得するまでのスパンが長いことで知られているのだ。


そして上記に記したように【種族スキル】にはパッシブ型が多く存在し、また、【職業スキル】にアンパッシブ型の【スキル】が多く存在している。


以上の事柄から推察できるように、『New Generation』というゲームにおいて種族・職業は共に大変重要な事項となっているのであった。


---------


「おはよ詩織!」


そう朝から元気よく俺に声をかけてきたのは隣の席の中冨 朱音だった。


あいも変わらず可愛いことで…。


「おう、おはよ朱音」


「ねーねー聞いたっ!?クラス会、急に今日やることになったんだって!!」


「あぁ、昨日の夜『コエ』で林が言ってたよね。みんなの都合が今日1番いいらしいじゃん」


この間話したクラス会は急遽、今日の放課後に『ニュージェネ』で行われることが決定した。


集まれる人数が今日というこの日が1番多いのだとか…。


まぁ気になっているであろう『コエ』だが、正式名称は『COnnECT』という携帯のSNSアプリで、読み方はコネクト。


大文字になっている最初の部分を読んだだけの安直な略称である。


現代でいう『LI○E』みたいなものだからあんまり気にしなくていいだろう。


ちなみに林は『林 大佑』と言い、今回執り行うクラス会の幹事であるが俺はあまり喋ったことないので人となりはよくわからない。


「それでさ…詩織は来るの?」


急に小さな声で鞄の中身を机の中に移しながら聞いてきた。


「ん?あぁ、用事が終わってまだやってたら行くよ」


「ねぇ、この間から用事、用事って。そんなに大事な用なの?」


少し怒気を孕んだように聞いてきた朱音だが、なにを怒らせたのか俺にはさっぱり理解できなかった。


(てか俺に執着してくんなよ…めんどくせぇな)


「結構大事なんだな、コレが。終わったら行くから心配すんなって」


「心配なんかしてないしっ!最近ノリ悪いから何してんのかなぁって気になっただけっ!!」


急に大声を出されたため心臓が少し跳ねてしまう。


(はぁ〜、朝っぱらからうるせぇやつ…)


他の友達のところへ朱音が移動したのでそれっきり会話は途切れた。


そうしてあっという間に授業が終わり、放課後と言う名の仮釈放期間が俺たち学生に与えられたのだが…。


「詩織、今日クラス会前にカラオケ寄ってかね?朱音とかも来るし」


そう航平が近づきながら話しかけてきた。

また朱音か…と嘆息つきながらも、仕方なしに答えてやることにする。


「今日は用事あるからやめとく…。ってかクラス会あるのにカラオケ行くのお前ら?」


「そうそう、クラス会前にちょっと遊ぼうかって話になったんだよね。まぁ来れねぇならしゃーなしか。悪ぃな、引き止めて。じゃ、クラス会で!」


「おう、またなぁ」


航平はそう言うと、これからカラオケに行くメンツなのかはわからないが小グループの輪に混ざっていった。


俺はドアを開けて早足で帰路につく。


しかしここでも第2の壁が俺の進撃を妨げてきた。


(もしかして壁は3つあるんじゃ……?)


「銀ちゃーーーん!」


こちらに向かって走りながら声をかけてきたのは幼馴染の『丸岡 ユリ』。

ダークブラウンのロングヘアーに朱音よりは長めのスカート、そしてそこから覗く真っ白な肌を持つ健脚。


小さな顔にくりくりした大きな黒い瞳。

スッとした鼻筋に小ぶりでプリッとしてそうな唇。


さらに、俺の高校のブレザーの上からでもわかるほどのタワワに実った二つの丘陵。


しかし、走っていてアニメのようにブルンブルンなるわけではない。


さすがに下着はつけているだろうし、日本の高校のブレザーは一般的にそこまで柔な生地で作られていないからである。


まぁ誰の目から見ても「可愛い」という印象を持つのは間違いないだろう。


朱音とは違った可愛さではあるが、学年でも美人で有名であるのは俺の耳にも入っている。


ただし、可愛いのと俺の大事な用事を妨げるのは何ら関係はない。


「なんだ、ユリ。俺用事あって急いでるからまたな」


「えっ!?銀ちゃん冷たくないっ!?家隣だし一緒に帰ろぉ?」


子犬のような潤んだ瞳で俺の元まで駆けてきたユリは、物欲しそうに懇願してきた。


しかし、昔馴染みの俺の前には無力である。


「知らん。家が隣なら今日じゃなくても帰れんだろ。じゃあな」


「そんなぁ〜。じゃあ勝手に着いてくっ♫」


俺が早足で歩き出すと、本物の子犬のようにヒョコヒョコ後ろをついてきた。


(まぁ邪魔しないならなんでもいいや…もう)


ユリのポジティブシンキングは今に始まった事ではないため、正直俺もこれには辟易している。


構図としては前後に並んで歩いているためなにも会話はない。


それでもユリからしたら一緒に帰っているという定義になっているのだから、思考回路が謎である。


俺は一軒家の自宅に到着すると、敷地と外を区切る門扉に手をかけ開けた。


「バイバイ銀ちゃん!私たちのクラスも今日『ニュージェネ』でクラス会なんだぁ。夜会お〜ね!」


「え?あ、まじ?」


玄関へたどり着く前に上手く妨害工作にハマってしまったが、正直こればっかりは驚きだった。


「うん、そうなの!今日銀ちゃんのクラスの子に聞いて私もびっくりしちゃった!」


「あぁ、そーなんだ。まぁそれならいいよ」


「やったぁ♫」


(用事が終わってたらね…)


みなまで言わずとも、ユリは喜びながら隣の家へと入っていった。

だからこれで良しなのだろう。


俺は全く気にせず家の扉を開け、玄関をくぐり部屋へ急ぐ。


この静けさからするとまだ誰も帰ってないのだろう。


(よかった、壁は2つだけだったな…)


そんなつまらないことを考えながら、『スリパクター』を装着しベッドへダイブする。



さぁ次こそ決着をつけてやる…待ってろよ、ラスボス。

多分次で転移できると思います。


長くなってすみません、思ったよりサクサクいきませんね、自分で書くと。


ついつい思い浮かんだことを書いてしまうのでグダグダになっちゃいます。


大まかな流れはできているのですが、どんなことを書こうかは書いている最中に思い浮かべているのでクソみたいな文章にしかなりません。


また登場人物の名前なんかは全部適当につけてます。


主人公以外はね笑

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