表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/37

第29曲

かなり短いのですがすみません、間に合わないため引き延ばした感じです!


これでご勘弁してください!


後ちなみに昨日の夜中に最新作を投稿しました。


『これは異世界召喚ではありません。拉致です。』もぜひご読了ください!!

木製の扉が大きく開閉されており様々な人々が行きかっている姿は、一目見ると歓迎しているように見えるが俺から見てると龍の顎が餌を待ち構えているようにしか見えない。

今のこの不安定な感情のせいもあるだろうが、現代でも通用するほどのこの建築物から受ける圧迫感が一押ししていることは間違いないだろう。



しかいいくら不安に押しつぶされそうになっているからと言って、自分が行きたいと言い出したのだからここで逃げ帰ることは決して許されない。

動こうとしない両足を意志の力で無理やり動かす。



やっとのことで動かした脚は、徐々にではあるが少しずつ龍の口の中へと近づいていく。



「シギ様、顔色が悪いようですが大丈夫でございますか?」



やっとのことでケルートの元にたどり着いた矢先、開口一番にそんなことを言われた。

顔色にまで出るほど精神をやられている証拠だろう。

だがしかしここで折れるわけにはいかない。

大事な情報源なのだから─────。



「心配かけてしまって申し訳ありません。ですが、ここで怖気づいている場合ではないのです!大丈夫ですよ、帰るためです」



「それならばいいのですが…。ご無理は体に響いてしまうのでおやめください」



本当によくできた人…エルフだと思う。

この国でエルフが人をかばう姿勢を見たことがない。

いまだに二人しか見ていないが、それでもあいつらを見ていればこの国の方針が良く透けて見える。



こんなに心配してくれているのは一応訳があり、俺がこの世界の人間ではないことを告げてあるのだ。

だからこそ、この場所の大事さをわかってくれている一方で体調を気遣う姿勢を見せてくれている。

しかし優しさに甘えているばかりではだめだろう。



「大丈夫ですよ。さぁ、行きましょうか」



昨日はこの世界でも俺の持っているスキルが有効であることはわかっていた。

だが、すべての人に有効なスキルではないため無効な奴にあった時点であとは実力勝負になるが、正直俺に殺人などできる気がしない。



なるべく穏便に情報収集することが最低条件だ。

さぁここからが勝負、気合を入れていこう。

ご読了いただきありがとうございます!


明日は頑張ってストーリーを進めたいと思います!


最新作もよろしくお願いします!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ