第24曲
前回と今回は少し短めです。
時間がなくて…すみません!
レーブレが帰った後、後ろを振り向くと面白い光景が広がっていた。
みんな同じ顔をしてこちらを見ていたのだ。
一様に目を見開き、口をぽかんと開けたあほ面。
それが三十人ほどが全員同じ顔をしている。
まるで団体芸のようだ。
しかし、せっかく先ほど盛り上がりかけたというのに……。
あいつらはどうやら面倒な火種だけでは飽き足らず、嫌な置き土産までも置いていったようだ。
またもや場が白けてしまった。
「さて、食事の続きと行きましょうか」
お腹も空いたことだし、本当にそろそろ食事をしたいところだ。
しかしこの飢餓感だが、これもゲームにはない。
空腹メーターというシステムは存在するものの、飢餓感など存在するはずもないのだ。
ただし、少しずつではあるがこの状況も理解し始めている。
大体の予想もついている。
いろいろ確認したいことだが、それは食事をしながらでもできることだろう。
おそらくだが、お互い聞きたいことがあるはず。
そんな打算的なことを頭の片隅で考えていると、再起動を果たしたケルートから返事が返ってきた。
「あ、え…そ、そうですね!それではまず、お食事を頼みましょう!!」
(え……うそ。恥ずかしいーーー!)
顔から火が出そうなほど恥ずかしい。
そういうことは大人なら黙っているものだぞ…ケルート。
ご読了いただきありがとうございます!
よろしければ下にある星を……ww