間奏2
少し短めですけど許してください!
コロナで部屋にこもってる諸君!
まけるなっ!!!!!
「なぁにため息ばっかついてるの!せっかくの祝勝会なのに暗い顔してるの朱音だけだよっ!!」
「ひゃっ!?」
そう言って声をかけつつ、同時にお尻を揉みしだいてきたのは同じクラスの『島崎和子』。
見た目はとても華奢で、女子であるあたしですら庇護欲を誘う見た目をしている。
顔がすごくかわいいとか、身体が魅力的だとかではないのに一部の男子からの人気がすさまじい。
顔は平均よりも上だとしても、体つきに関して言えば少なくともあたしのほうが勝っているだろう。
それでも人気があるということはおそらくその固定層は、こう言っては何だが他人にはあまり大っぴらに言えない性癖があるのだと思っている。
しかし、このまるで小学生のような見た目に騙されてはいけない。
ある程度仲がいい人の間では有名だが、彼女は心はおっさんである。
今のように公然の場で痴漢まがいの行動をしてくるのだ。
お尻や胸は当たり前で、聞いたところによると足をなめられた女の子もいるらしい。
この子はこんなナリだが全女子の敵だ。
「ちょっと和子っ!いきなり触らないでっていつもいってるじゃんっ!」
「え?いきなりじゃなかったらいいの?じゃじゃじゃ、触っていい?いいよね??」
「あのね……いいよって言うわけないでしょ…」
「えーー、それじゃいきなり触るしかによねぇ」
「はぁ…。もういいや…」
もう何を言っても言い返される未来が見えるためお手上げである。
この日何度目ともわからないため息が、周りの喧騒に包まれて消えていった。
知ってましてか?
この下にこの小説の評価をつけるところがあるんですよっ!
ほいいな………。