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02

階段を下り一度ビルの外に出てから雑貨屋香霖堂のドアを開ける。中には数人の子供がいた。

「いらっしゃいませ。」レジから朱鷺子が声をかけてきた。朱鷺子は香霖堂でバイトしている高校生だ。既に私達とは顔見知りである。

「お邪魔するわね。霖之助さんは?」

「奥で魔理沙さんと話してますよ。」すると奥から魔理沙と霖之助が現れた。

「やぁ霊夢。すまないね相談にのってもらって。」

「ええまぁヒマしてたから調度いいわ。ところでそのマスクはまだ花粉が飛んでるの?」

「ああ、もう春も終わりだと言うのに。」たしかに少し鼻声だ。

「まぁそんなことより内容を教えてちょうだい。もしかして盗難?」

「いや、別にそういう訳では無いんだけど。いや、ある意味盗難かもしれないな。」霖之助さんの話をまとめると春先ぐらいから店に飾ってある花瓶の花が盗まれたと言う。本当に無くなっていたり造花や折り紙に変わったりしたそうだ。

「なるほどね。それで私はどうすればいいの?方法とか犯人を当てればいいの?」

「いや、方法は解っている。普通に手で抜いただけだ。犯人もしている所を見たからね。彼女だよ。」そう言って霖之助さんが指差した先は駄菓子などを売っている場所だ。

私はそれに驚いた。

別に霖之助さんが犯人が解っていることで驚いた訳では無い。お菓子売り場にいる人達の真ん中ではチルノが騒いでいる。隣では大妖精がオロオロしておりルーミアとリグルがチルノをはやしたてる。私はてっきりチルノが犯人だと思っていた。しかし霖之助さんが指差した先はチルノでは無く大妖精だった。

「えっと…。結局私はどうすればいいの?」

「何故彼女がそういうことをしたかを推理してほしいんだ。どうも僕は彼女に避けられているようでね。話をしようとすると逃げていくんだ。別に時間がかかってもいいんだ。」

「なるほどね。とりあえず考えてみるわ。」

その時魔理沙の携帯がなった。

「はい、もしもし?あ、四季警部どうしたんですか?えっ事件!?私一応非番なんですけど。…わかりました。すぐ行きます。」どうやら上司の四季映姫からのお呼びらしい。

「すまん、近くで事件が起きたようだぜ。じゃあな。」慌てて魔理沙が出ていった。



「ふぅ。」事務所に戻ってきた私は椅子にもたれ掛かる。

チルノがやったのなら悪戯等が考えられるが大妖精は少し気が弱くどちらかと言えば大人しいほうだ。そんな彼女なので何か理由が有るのだろうがそもそもそれ程彼女と仲が良いわけではないのでわからない。

そんなことを考えていると

「霊夢さん、こんにちは。」という声と共に妖夢が入って来た。

魂魄妖夢は探偵事務所でバイトをする高校生三年生だ。主に資料整理や来客時の対応等を請け負っている。朱鷺子は同じ学園の一年後輩。いたって普通の女子高生だ(武闘派だと言うと「霊夢さんもだ」と言い返された。失敬な!)。

特に事件が無い日には課題や宿題をしている事が多い。今日も机に教科書やらノートを広げて勉強をしている。ときおり私にわからない所を聞いてくる。


「ふぅ~。やっと終わった。」宿題を終わらせた妖夢はテレビをつけた市内で放送されているローカルチャンネルのニュースを見だす。市内に住む年輩の女性の話だった。その女性は一週間に一回近所のお地蔵様にお供え物をし掃除をする。しかし最近近所の子供のせいでお供え物の食べ物が無くなっていたりある雨の日にはビニール袋が捨てられていたりしたらしい。ひどい事をする子供もいるものだ。しかし妖夢は

「かわいそうですね。これをした子供。きっと善意でしたんでしょうに。」

「えっ、どうゆこと?」

「えっと、わかりませんかね?一週間も食べ物を放っておいたら腐るじゃないですか。ビニール袋もお地蔵様が雨に濡れない為ですよ。大人って意外と頭固いですね。」


なるほど、その発想はなかった。良いことをしているつもりでも周りから見たら悪く見える事もある。


「あっ。わかった!」

「えっと、何がですか?」

「話しはあと。ありがとね妖夢。あなたのおかげよ。」私は支度をし妖夢をひっぱりながら事務所の外へ。目指すは香霖堂!


はい、2話目です。

「次でラストなのよねこの話」

ええそうですね

「もうちょい主役やりたかったな」

「私が主役の話も書いてくれよ」

まぁ、機会があればその話も書きましょう。じゃ、しめてください

「それでは次回も見てくださいね」


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