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病院にて
短いです、すみません。
大河くんを無事病院まで連れて行って。今は点滴を受けている。
良かった・・・、ただの風邪だって。
点滴は初めてで怖いというかわいい弱みをお持ちな大河君の手を私はにぎってあげた。
大河君は握り替えした。
「千紗ちゃん、ありがとう」
「え?」
「僕のためにこんなにまでしてくれて」
「当たり前だよ。大河君は私の大切な弟同然だもん」
「おねえちゃん、大好き」
大河君はいつもの太陽のような笑顔で私にほほえみかけた。
私はめずらしく鼻血を出さなかった。かわりに心臓の動きが
急速に早まった。
あれ、なんだろう、これ・・・。
胸が・・・苦しい。
どうしよう、私、わたしっ・・・
「あ、あの、先生」
「どうしました?」
「私も看ていただけませんか?」
ありがとうございました!!