朝ご飯
ネタ、切れ・・・。
だけど頑張る。
おねえちゃん、おねえちゃん・・・
なんだろう、微かに声が聞こえる。
そして、なんだか身体が重くて動かない。
かっ金縛りか!?幽霊か!?
幽霊が苦手な私がその事実にたどり着き、怖くなってきたところで意識がはっきりしてきた。
「おねえちゃん!」
私は自分の身体に乗っている物をおそるおそる見た。
そこには・・・、かわいい少年が乗っていた。
ぶしゅううっ
鼻血が私の鼻から噴射されるのを感じた。
これは本能だからであろう。
「たッ大河君!?」
大河君は名前を呼ばれるとにっこりとした。
「おねえちゃん、なかなか起きないからおなかすいちゃったよ!」
「あわわ・・・ごめん。私寝過ごしてたね」
急いでベッドから起き上がり、ご飯の用意をする。
今日のご飯は大河君が好きだと聞いたおにぎりだ。
私が皿に載せたおにぎりをテーブルの上に置くと、大河君もいすにちょこんと座った。
「いただきます!」
おいしそうに食べてくれるのがとても嬉しい。
そして何よりおにぎりをほおばる姿が、かわいい。
っとだめだだめだ、こんなことばっか考えてちゃ。
ちゃんと半年間、大河君をお世話するんだ。
私はまず大河君のことを知ろうと思い、質問してみた。
「小学校は楽しい?」
大河君はおにぎりを飲み込んだ後、楽しいよ!と言った。
「じゃあさ、じゃあさ、」
今考えてみればあのとき私は調子に乗りすぎていたと思う・・・。
「好きな子はいるの?」
「うん、いるよ」
撃沈。少しでも期待した私がバカでした。
うん、私はかわいいショタを見ているだけで満足なんだ。
あわよくば手を出そうだなんて天罰が下るよ。うん。
「今度、学校帰りに家につれてくるよ!」
「う、うん、分かった。」
そこまで仲がいいのか・・・。
少しショックだ。
でもまだ生活は始まったばかり・・・せめてもう少し仲良くなりたいな!
ありがとうございました!!