川上先輩
3話目です。今日暇すぎて1日に3話も投稿してしまった・・・。
今回もあんま話進みませんがよろしくおねがいします。
あ、最後の方で大河くん次出るよ~みたいなのありますが。
「ふぃぃー」
あくびをしながら学校へ向かう。
昨夜は私の子供服のカタログコレクションを見すぎて寝不足になってしまった・・・。
ぼーーっとしながら歩いていると、後ろから声をかけられた。
「おはよ、矢野千紗ちゃんだよね?ずっと話してみたいと思ってたんだよね。で、今偶然会えたから・・・」
すらりとした身体、涼しげな目元、高い鼻、世間的に見れば
イケメン、というやつだろう。
なんかみたことがある。
えっと・・・
「川上・・・先輩?」
親友の美香を振った先輩・・・。
「覚えててくれたんだ!!嬉しいよ。」
ぱあっと明るい顔をする先輩。
「は、はぁ・・・。」
私は今もしかしたら露骨に嫌な顔をしてしまったかもしれない。
でも先輩はそんなこと気にせずに、言った。
「あの、さ・・・今日の昼休み、あいてる?」
「はい、あいてますけど・・・?」
なんだろう。
「屋上に、来てくれるかな?話があるから。」
またこれか。わざわざ屋上に連れ出さなくても、もう予想ついてるってのに。でも、そんなことは口に出せず私は困ったそぶりを見せた。
「じゃ、あとで、待ってるよ。絶対こいよ!!」
先輩は格好つけながら学校へ向かって走っていった。
はぁ・・・なんで私に寄ってくるのはむさい年上や同級性ばかりなんだろう
私が一つ大きな溜息をつくと、またうしろから声をかけられた。
今度は美香だった。あ、やばい。今の見られてた?
「ちょっと千紗、今のなによ。告白のようなものじゃない。」
「み、美香・・・」
「いいよ。私、先輩に昨日振られたから彼女でもいるのかなーって思ったからいま、あとつけてたけど、あんたなら仕方ない。かわいいもん。」
「あと・・・つけてたんだ・・・。」
「でも千紗なら許すよ」
美香がそう言ってくれるのは良かったけど、ごめん、私小学生にしか興味ないんだわ。だから、屋上に呼ばれたけど行かないことにする。
とは言えない・・・。
はぁ、早くカタログの天使に会いたい・・・
そんなことを1日考えながら過ごし、(もちろん先輩のところには行かず)
家に帰ると、母から電話が来た。
またおせっかいか、と思いながら電話に出た。
すると私の耳に飛び込んできたのは思いがけない言葉だった。
【あ、もしもし千紗~?明日からさぁ、小4の男の子そっちで預かってくんない?】
はい?
ありがとうございました!!
そろそろ盛り上がってきます。