バイト探し
天気の良い土曜日
私は、昨日高校入学式を終え今、自分の部屋
でバイト探し中だ。
「華凛~、暇してるんなら家の手伝いしろよな~。」
部屋の入り口で洗濯物仕立ての洋服を持ちながら龍騎兄が私に言ってきた。
「今、バイト探し中だから忙しいの!」
龍騎兄は、私が、バイトを探している
ことをびっくりしたらしく走って階段
を降りていった
「私が、そんなにバイト探しするのが珍しいものか?」
わたしは、昔から母と父に甘やかされ
て育ったために兄達にはバイトは、探
さないだろうと思われていたのだろう
下から龍騎兄の声と、騎犁斗兄、櫂斗兄、びっくりした声が聞こえた。
「騎犁斗兄、櫂斗兄!華凛が、あの華凛がバイト探してるΣ( ̄□ ̄)!」
「何だと!?あの華凛がかΣ( ̄□ ̄)!騎犁斗兄といって甘えてた華凛がかΣ( ̄□ ̄)!」
私は、少し気になり下に降りて行った。
「騎犁斗兄、龍騎、多分華凛は、俺たちの手伝いをしようとしてるんじゃないのかな?」
「あぁね」
流石!ナイス櫂斗兄!
「あっ!華凛、龍騎から話は聞いたぞ
。
バイト探してるならダチの親父さん
が社長やってんだけど、新しくレスト
ラン開いたらしく人手がほしいらしい
んだ。せっかくだし行ってみたらどうだ?」
騎犁斗兄が、社長と人脈があったとは(-_-;)
意外だ…。
「うーん。どうしようかなぁ」
「華凛、試しに行ってきたらどうだい?騎犁斗兄がすすめるなんて珍しいし」
「そうだよ!華凛!ここは、騎犁斗兄や櫂斗兄が言うんだぜ
行ってこいよ♪」
私は、三人の兄がこんなに言うのであればと思ったわたしは言った。
「まぁ面接だけでも行ってみるよ。」
私は、騎犁斗兄に言った。
「よし!決まりだな。
なら、善は急げだ。
ダチに電話してくる。」
「分かった」
兄は、鼻歌を歌いながら電話をかけに二階に行った。
「櫂斗兄、龍騎兄、明日友達と遊びに行く予定があるから早く寝るね。」
私は、眠くなった目をこすりながら兄たちに言った。
「分かった。僕は、騎犁斗兄には、言っといてあげるよ」
「ありがとう。櫂斗兄。
おやすみなさい…。」
「おやすみ」
私は、二階に上がりふとんに入って寝た。
お兄ちゃんの友達のお父さんってどんな人なんだろ…。
私は、それを考えながら夢に落ちていった。




