邪道講座
『プロフェッショナルな人が書く小説』
お金を出してでも読みたいと思うもの。
『小説家になろうでジャンル別1位をとった人が書いている小説』
お金を出さなくても楽しめるレベルのもの
つまりこういうことですよね。
この壁を乗り越えた人が書籍化やらを出来るのであって、たまたま人目について、それが日の光に当たった程度の人気を得て、浮かれて甘いものを食べまくって太ってきたーって騒いでる人間に書籍化の話なんてくるはずもありません。
みなさん。安心してください。
僕の小説は無料ですよ。
『今なら1話だけ無料で読めるぞ!』なんてこと言わないで、1話から最終話まで無料です。しかも何度読んでも無料です。
こういうのがネット小説の楽しみ方なんですよね。
Web版と文庫版で値段が同じなら、こだわりがない限りはWeb版で読むと思います。
でも『あたしゃ本で読むのが好きなんじゃよ』っていう人は文庫版を買うんでしょうけどね。
そもそもこれを見てる段階で、Web版の方を見る人のほうが多数ですよねー。
そんなこんなで、今日は僕なりに考えた『日の当たり方』を語ろうと思います。
しかもネット小説限定です。
本気で書籍化を目指してる人は、ここに投稿するよりも出版社に投稿したほうが的確かと思われます。
ということで、書籍化を目指している人は見ないほうがいいかと思われます。ちょっとせこいです。
①『投稿時間』
短編なり連載なりは、とりあえず誰かに見てもらわないことにはポイントも増えていきません。
ということは、必然的に誰かが見ているような時間を選んで投稿することになります。
ここのサイトには『新着の短編小説』と『完結済みの連載小説』と『更新された連載中小説』の3つがトップページにあります。
ランキングに載るのなんてあとです。
とりあえずはここの3つのうちどれかに載ると、読者の人の目には入ります。
そして次に多くの読者に見てもらう必要があります。
自分の作品がどんな年齢層に読んでもらいたいのか、男性に読んでもらいたいのか、女性に読んでもらいたいのか、学生に読んでもらいたいのか、大人な人に読んでもらいたいのか。作者様それぞれ少なからず思っていると思います。
ではその読者層の人たちが読む時間はいつでしょうか?
例えば学生なら、朝の通学時間・授業中(先生から隠れて)・昼休み・帰りの下校時間・帰ってから・寝る前。
考えられるだけでもこれだけあります。
学生ではなく、大人な人を対象にしているのであれば、通勤時間・昼休み・帰宅時間・帰ってから・寝る前。
あんまり変わりませんね。
でも大人になると、働く時間の違いが出てきます。
まぁそこまで考えるとどうしようもないので、基本的には上記のような感じだと思ってください。
つまり、
通学時間・出勤時間 = 朝の7時~8時
昼休み = 昼12時~14時
下校時間・帰宅時間 = 夕方15時~19時
帰ってから・寝る前 = それ以降
とこんなかんじですね。
ここから分かることは、よっぽどのことがない限りは深夜、または早朝の午前0時~午前6時に投稿しても日の光には当たらないということです。夜だけに。なんつって。
特に投稿時間を決めてない人は参考にしてみてください。
②『タイトル』
これは書籍化だろうがネットだろうが関係なく言えることだと思います。
タイトルで作者のセンスが出ると僕は思っています。
これも読者層に合わせて考えるのが大事ですが、一番は『タイトル一本釣り』がてっとり早いと思います。
例えば『ようじょのぼうけん』というタイトルの小説があったとします。
これだけで読んでみたいと思う人もいると思います。むしろ誰か書いてみてください。僕が読んでみたい。
ちなみに『異世界に飛ばされたんだが完全にハーレム状態でモテモテな俺が姫様と修羅場』なんてタイトルはダメです。在り来りすぎる上にパクリ臭が半端ないです。あらすじに書けよ。
長すぎるタイトルは、それだけで『読んでみよう』という意欲が沸かず、『あーこーゆー内容ね』と思われて読んでももらえません。
読んでもらえないことには、ポイントも入らないしアクセス数も伸びない、1話目どころかあらすじすら読んでもらえません。残念だったな!
新連載や短編を書こうとしている方は試してみてください。
③『文字数』
読者の需要には大きく分けて『ガッツリ読みたい』と『空いた時間に読みたい』という2つに分かれると思います。
前者は、投稿時間で触れた時間帯で言うと『帰ってから・寝る前』というような、時間が大きく空いた時に読むようなものだと思います。こちらは不定期だったりすることが多いです。
1話1話が長い方が読み応えがありますよねー。
後者は、移動中のちょっとした時間や息抜きの時間、または一日の締めのような、日常生活のタイムスケジュールに組み込まれるような感じで読まれているものだと思います。毎日投稿が多いですねー。僕はこっち側の作者です。
1話1話が短い方がサクサク読めますね。
あまりにも長いものだと、『読むときに飽きてしまう』『めんどくさい』『時間が足りない』などというような問題が出てくるかもしれませんが、一番小説っぽいと思います。まさしく『ガッツリ読みたい』人達向けですね。そのかわり内容も長くても辛くないような魅せ方が大事です。
逆に短いものでも、短いなりに瞬発力のあるものが好まれます。多分。サクサク読むだけではなく、『また読みたい』『次の話も楽しみ』と思わせることが重要です。
最終的には内容勝負になってくるんですが、読んでもらいたい層と自分の書いている内容によって文字数を考えるのも、読んでもらうための策だと思います。
というわけで、3つのことについて色々書きましたが、ホントに最終的には内容が大事になってきます。
書き方に関してはいろいろなサイトに載ってますし、他のユーザーさんも書いてることでしょう。
それになにより、自分が書きたいことを書くのが一番だと思います。
あっ!!
でもアレですよ。地の文(セリフじゃないとこ)で擬音だらけにするのはダメですよ。
例:
「くっ!」
カキィン!
剣の音が鳴った。
「このっ!」
互いの剣がぶつかり合う。
キィン!
ゴーン!
ガキィーン!
コメディとしてふざけてやるならアリですけど、ファンタジーで真剣なシーンでこうなると僕は大爆笑します。
読者に想像をさせるのも魅せ方の一つだと思います。
別に書きたくて書いた内容にあれこれ言うことはしませんが、一応『見てほしい』『もっと見られたい』と思っている作者の方への邪道な講座でした。
実際はこんなことしなくても人気の出る作品は人気が出るんだと思います。
でも『人気が出ること』と『もう少し多くの人に読んでもらいたい』と思うのは別だと思います。
書いてるんですもん。読んでもらいたいと思うのは普通です。
読んでくれている10人なり20人なりの人たちのために真剣に書くのもアリですが、それが100人になったり200人になったりするともっと嬉しいですもんね。
そんな作者さんへの『邪道』講座です。
なので『王道』講座ではないので、あまりあてにしないでください。
あと最後に一言。
ファンタジーを書く人はかなり敷居が高いと思うので、頑張ってください。
ではでは
あくまでも僕が勝手に考えたものであって、もしも例として挙げているタイトルの小説があった場合は、ご一報ください。謝罪いたします。
また、『こいつバカじゃねぇの?』と思う方の方がたくさんいると思いますが、個人的見解なので、あまり深く考えないでください。