プロローグ
初ファンタジーに無謀にも挑戦し始めました。また架空の地名・建物・団体名で実際には存在しません、あしからず。
5年生の夏になるともらえる勇者のキップ。
キップを手にした勇気あるものは「度胸試し」の大会に参加するのだ。
町外れのうっそうと茂る雑木林の中を進むと、何百年も前に建立されたお寺が本当に息を呑むくらいにぶきみに現れる。
その寺に眠るご本尊様をたったひとりで真夜中の2時過ぎに拝むことができたら立派な勇気と称えられ 勇者の称号が
与えられるんだ。
もちろん大人たちには内緒な、子供だけの神聖な儀式だったりするってわけ。
それが毎年5年生の夏にやってくる特大なイベントだったりする。
いよいよこの夏、とうとうオレも戦いの舞台へと入場が許された。
参加は自由さ、逃げ腰で帰るくらいなら参加しないに限る。
でもって オレはもち参加しますよ、あったり前さ。
クラスにいる例のひ弱なガリベン君と一緒にしてもらったら困る。
さぁ、オレは今宵己の勇気を試すために、キップを片手に旅立つんだ。
同じく連載中「二つの太陽」と違って明るくおちゃらけて書いていく予定です。
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