死神は異世界転移と転生を恨む
長身の白い髪をした男の容姿をしている死神は、恨めしく神を睨みつけながら、ノートを見る
今日も今日とて、くそであられる神を見ながら思う
だいたい、名簿通りにっても、死者の魂がいないのだ、死神だと恐れられていることで自殺者も抑えられていたというのに、やれ異世界転生をもくろみ、簡単に命を投げ出す
なんのために、死んだのかというと
「いや~俺でも、死んだらワンちゃんかわいい子たちと、ハレーム作りながら旅に出れるかなって思って」とのたまい思わず殴てしまい、歯が飛び出すくらいになればいいと思いましたが……
死んでますから痛くもないし、トラックの運転手の人生どうしてくれるんだわれ~
ええ、ちゃんと始末書を書きましたよ私が……
そもそも自国というか、自分の世界のことは自分でどうにかしなさいよ
毎度毎度書き直す羽目になるのは死神たちなんですからね……酔っぱらいながらなんど愚痴を言いあったことか
あと、呼んででおいてあの態度は一体何だというんですか
普通におばちゃんになって、孫を作るはずが、あろうことか神と結婚
生態系が崩れるじゃないですか?
神の名簿も作らなきゃいけないんですよハーフはどのくらいの寿命が妥当か……会議しなくちゃいけなくなるのはどうしてくれるのですか
イケメンならいいんですか
あろうことか私に惚れて死神になりますとのたまう少女を見たとき……世も末だと思いましたよ
死者の魂といいますが、ほとんどクソガキのおもりですよ
丁重に断らせていただきましたが、現金なことに閻魔にも惚れていやがりましたよ。ほらクソでしょう
あぁ、本当に人間いいえ、神もクソになり下がった今、異世界転移装置をぶっ壊そうかと反乱軍を立ち上げましたよ
もちろん隠れてですけどね
書類・書類の山、雑務が増え、魂を回収にいくと、いないではありませんか?
申請してからにしてください、世界転居依頼ぐらいすぐに書けるでしょう
だからこそ、私は反乱を起こすのです!
転移も、しばらく見かけないうちに世界宇宙のバランスが崩れたと思っていたら、なんと
一人どころではありませんじゃないですか
人質ですか?こちらの予定が狂いまくりです
人口のバランスどうしてくれるんですか?
それも優秀な人間を生み出すのにどれだけ調節しているのかわからず、バランスを見てどれくらい排出するかを決めているのにおじゃんですよ
今日もまた、書類を書き続けている私の苦労なんて、どうでもいいんでしょうけどね
天井を見ながら神に悪態をつく
短編2話目あります。凄い短いのでよかったらぜひ!
二話目 ——死神がミイラ取りになりまして……——




