好きなものほど忘れてしまうの
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
まぁ、私の癖ですわ。
目覚めと同時に、くったりとした微笑みを浮かべた彼女は『おはよう』の挨拶の後に、言い淀んだ様に口を引き結んだ。何かを思い出そうと視線を動かすも、結局浮かぶことは出来なかったようで、ずっと頭上に?が浮かんでいる。
「□□だ。俺の名前」
「あぁ。そう。貴方の名前はそう。□□」
彼女はまた、くったりと笑って俺の胸元に頬を擦り寄せた。そんな様を見せられたら、名前を忘れられた事など何処かに吹き飛んでしまう。
彼女は朝自宅を済ませた後、日課である読書に励んでいた。頁が進出しながらも、いきなり、数十頁も後退を繰り返すのは、登場人物の名前が覚えられないからだろう。それでも彼女はずっと楽しそうに口角を上げて、少しつづ、少しつづ、読書を続けている。
「私ね、好きな物ほど忘れてしまうの」
彼女は本を読みながら、そう答えた。特段困っては居ない様だった。まるで俺に甘える時のような口振り。雨降りの日に相合傘を強請るような口調だった。
「不便だろ。何をするにしても」
「ええとても」
しかし細めた目を少し見開いただけで、またすぐに細めてしまう。全くもって困っては居ない。不便とも思っていない。それは彼女の表情が何よりも物語っていた。
彼女はまた最初の数頁に戻りながら、ぽつりと呟いた。
「でも、これで良いの。これで……。嫌いなものだったら、もう何度も顔を合わせるなんて御免だけど、好きなら良いの。ねぇ、ええと……」
「□□だ」
呆れた様に答えると、彼女は大層繊細なものに触れる手つきで、俺の顔を包み込む。それからそっと口付けをしてきた。今の口の動きを、自分の唇に覚えさせる様に、その口付けは数十秒にも及んだ。
「好きな物ほど忘れてしまうの。だってもう一度見たくなるから、聞きたくなるから」
たこ焼きが食べたい今日でした。
買わない事を激しく後悔してます。
記念PVの推しキャラを見て浸っていたら、昔の小説の推しキャラを思い出しました。
根底が似てるんです。感情がろくに動かないところとか。
でも沢山いる人間の中で、気に入りがいるところとか。
そこで改めて名前が思い出せない事に気が付きまして、今に至ります。
どうしても覚えられないんですよ。好きなキャラほど。
その分沢山見返します。情報と共に見返します。
やっぱり好きですね。




