圧延機その他諸々
洗濯機や農業機械化で登場した、ロールで鉄を挟み圧力をかけて延ばす機械である。
18世紀以前にはより軟らかい金属用しか存在しないが、鋼鉄用圧延機が出来れば缶詰や一斗缶、ブリキバケツ※1等も造れるので是非とも開発したい。
尚、ドラム缶の開発はより荷重が掛けられる四段圧延機(上下反転した雪だるまの頭で圧延を行う、1891年開発)の登場以降で発案から量産まで3年かかっている。
四段圧延機は兎も角、1980年代に導入された冷間圧延を知識だけで幕末以前に導入するのは無理だが、外板を薄く出来れば運搬加工する労力や費用が下がる。
ただ酸化膜や錆落としの薬品等で手が汚れ、指が落ちるので幕末に登場した軍手の開発も必要。
革手袋は油差し等の作業には滑らないので良いが、蒸れる上に繊細な作業が出来ないので不向き。
イタリアのアルファ・ロメオがトヨタの生産性を学びに来た後、革手袋から軍手に変更する程。
戦国時代に転生やタイムスリップする作品で、稚苗植付けを前提として1965年に登場した最後発の人力田植え機が登場する物があるが、室町時代の平均身長は男で157㌢と1965年時163㌢(30才)よりやや低く、当時は御貸具足や鍋釜で1㍉が標準だった事を考えると缶詰他は抜きにしてももう少し外板を軽くしたい。
1975年時普通自動車の外板厚0.9㍉。
2000年は0.7㍉。
軽自動車は0.4〜0.6㍉。
工事用一輪車の鋼板は0.8㍉。
ブリキバケツは0.27〜0.35㍉、缶詰は0.2㍉。
高張力鋼板ではないが、ブリキバケツの例もあるし速さもたかが知れているので外板を軽自動車並みの0.4㍉に落としても問題ない。
新技術導入は良いが、価格と労力だけでなく重量軽減の努力も同様に為されて然るべきだろう。
ロールにゴムを噛ませれば籾摺機(籾を籾殻と玄米にする機械)が出来る。
※1……14世紀ボヘミアで発明。
参考文献
読むクスリ
参考サイト
外板厚
https://www2.jsf.or.jp/industry50/mamechishiki/mamechishiki02-2.html
wiki
ブリキ




