砂糖大根が根付くまで
ビート(砂糖大根)の歴史を以下に述べる。
1747年、ビートからショ糖の抽出に成功。
1801年、工業化に成功。
18世紀中は糖分が収量の1%と思われる。
1830年、糖度7〜9%に到達
1850年、欧州に普及。
1854年、糖度11〜13%。
1871年、北海道で試験栽培を開始。
1879年、北海道で盛岡産のビートを原種として試験栽培開始するも失敗。
度々の中断を挟み、安定するのは第一次世界大戦から。
1960年代、秋田でビート栽培。
21世紀現在、糖度20%。
2022年、長野県でビートの試験栽培成功。
糖度20%を維持。
……早くても工業化後に導入するのが無難。
それでも一生をかけねばならない。
北海道を除けば栽培出来るのは東北三県と長野県位。
家畜の餌から砂糖大根への品種改良が始まるのは大陸封鎖令を出したナポレオンが奨励してからで、採算ベースに載るのは1850年頃と40年以上かかっている。
暑さに弱い為清を経由して露から入手するしかない。
定信が失脚しなければレザノフと国交を樹立し、明治以前に栽培が軌道に乗っていただろう。
秋田ではビニールハウス内に敷いた紙ポットに種を蒔き、生えてきた苗を3月末に畑に植え、7月中に収穫するという。
現在流通している物は北海道産のみで、青森、秋田、岩手、長野県では自家消費レベルで栽培が行われている。
参考サイト
日本の甜菜の歴史
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/tensai/history.html#:~:text=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%A6%E3%82%93%E8%8F%9C%E3%81%AE%E6%A0%BD%E5%9F%B9,%E3%81%AE%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E7%94%98%E5%91%B3%E8%B3%87%E6%BA%90
歴史と糖度の変遷
https://dbarchive.biosciencedbc.jp/archive/diam_safety_literature/LATEST/document/081/081-f012.html#:~:text=%E3%82%B5%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%87%8E%E7%94%9F%E8%BF%91,%E5%BA%83%E3%81%8F%E5%88%86%E5%B8%83%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
wiki
砂糖大根
秋田県でビート栽培の問題点
書くきっかけになった作品
キル夫がイオンと戦国入り
http://yaruyalibrary.blog.fc2.com/blog-entry-994.html
