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空中機動

 1947年にソ連で開発された単発複葉機、An-2は760〜1000馬力級の発動機を搭載するレシプロ輸送機である。


 1000馬力時で最高時速253㎞、巡航185㎞、失速速度50㎞未満と遅く、ヘリや地上砲火による損害が大きかった上に航続距離も845㎞と短いが乗客12人か1.5tの貨物を搭載可能だった。


 その他の諸元を参考機共々下記に記す。


 全長:12.40m


 全幅:18.2m(上翼)、14.2m(下翼)


 高さ:4.10m


 機体重量:3.3t


 最大離陸重量:5.44t


 最大速度:253km/h


 巡航速度:185km/h


 乗員:1-2名


 乗客:12名


 エンジン:シュベツォフ ASh-62空冷9気筒レシプロエンジン×1


 出力:1,000馬力


 最大上昇高度:4,500m


 航続距離:845km


 十六試特殊輸送機


 全幅:18.00 m


 全高:3.57 m


 主翼面積:44.0 m2


 自重:1,600 kg


 全備重量:2,700 kg


 乗員:1名


 輸送兵員:11名


 四式特殊輸送機


 乗員:2名


 積載量:兵員 20名


 全長:13.31 m


 全幅:23.20 m


 全高:3.50 m


 翼面積:50.7m2


 自重:1,630 kg


 全備重量:3,500 kg


 超過禁止速度:240 km/h


 最大曳航速度:224 km/h


 ク11


 全長:12.8 m


 全幅:18.0 m


 全高:2.3 m


 主翼面積:40.0 m2


 自重:1,260 kg


 全備重量:2,500 kg


 最大曳航速度:300 km/h


 乗員:2名


 輸送兵員:12名


 大きさと乗員数は十六試特殊輸送機やク11に近いが、一回り大きな四式特殊輸送機より積載量は多い。


 機内の奥行き4.7m足らずとDC−3と変わらないが、幅は1.98mと0.4m程狭い。


 ただチヌークが箱型筐体とはいえ機内幅より15〜16㌢程小さい高機動車を積載している事を考えると、後部を改修すれば九五式小型乗用車(全幅1.25m)やジープ(同1.57m)は搭載可能。


 低速な上に積載量が零式輸送機の半分しかないが、歩兵1個分隊を丸ごと載せる事が出来、離陸距離173m、着陸距離が153mと短い点は設営能力に乏しい日本軍にとって大きなメリットである。


 35年9月にはソ連が諸外国の駐在武官を招き、エアボーンを実施。


 18門の火砲と自動車を擁する1200名が演習に参加。


 超々ジュラルミンの開発前だが、くろがね四起や九五式戦闘機に搭載されたハ9Ⅱ(850馬力)が有るので性能は落ちるが空挺部隊の編成は可能。


 戦前からAn−2があれば上記のグライダーを開発せずに済んだかもしれない。


 参考文献


 日本の傑作機、幻の新鋭機


 参考サイト


 https://w.atwiki.jp/namacha/pages/251.html


 An−2、十六試特殊輸送機、四式特殊輸送機、ク−11、九五式戦闘機、九五式小型乗用車


 PDF


 日本内燃機くろがね軍用車両史

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