66/138

洗濯機と回転釜

　洗濯機は日本では電気洗濯機を指すが、欧州では19世紀から蒸気機関式の洗濯機が存在した。

　お湯の方が汚れが落ちる為即応性は無いが相性は良い。

　人力手回し式の物もあるが重労働かつ拘束時間も長かった。

　絡みついた生地が伸びるのを防ぐ為逆回転機構が必要だが、ゼンマイは兎も角田中久重の虫歯車は説明が難しい。

　産業革命以前に水車動力式の洗濯機はあった筈だが、名字の四月一日(わたぬき)を挙げる迄もなく衣類は貴重で、水車小屋は領主の職掌に入っており使用料を徴収していた為購買力を考えると使用出来る階級は限られる。

　日本では室町時代から洗濯屋は存在したが顧客は武家だった。

　チートの定番洗濯板とセットで脱水ローラー開発もありだが、全自動は無理でも二槽式なら水車動力でも可能。

　回転釜は炒め物の調理に用いられる釜で、業務用は水平で内部の羽根が、家庭用は斜めになった釜自体が回転する調理器具である。

　動力の他にも油が豊富でなければ使えないが、導入出来ればテニス肘から解放される為洗濯機と並び自動化が求められる分野である。

　業務用回転釜はコンクリートや煉瓦の練りにも応用可能。

　参考文献

　読むクスリ

　参考サイト

　洗濯の歴史

　http://toyama929.com/%E6%B4%97%E6%BF%AF%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2/

　wiki

　洗濯機、虫歯車

　回転釜

　https://youtube.com/shorts/JlTNMQuSmEM?si=6Y7QZYwGlmrmtPhU

　執筆のきっかけになった作品

『やる夫達の、異世界・世知辛チート物語』

　https://yaruonichijou.com/?cat=433&page=4