馬と自転車とホンダエンジン
1935年に制式化された無線機用発電機を元に、ホンダが47年に販売した自転車補助エンジンは1.6万円。
52年に登場したF型は直販を止め全国の自転車屋を代理店として販売する形式を採った為、2.5万円(うち卸売価格1.9万円)。
自転車の価格は50年で1.1〜1.8万円、資料によっては最高級品は2万近いとあり54年当時1.6万円の物があった(55年時の相場が1.5万円)
補助エンジンは自転車と同程度かやや高めと見て良い。
戦前の自転車生産台数は1940年の125万台が最高だったが戦中に生産設備が破壊され、100万台に到達するのが50年以降。
56年時には140万台に達しているので価格の判る54年頃でほぼ戦前並みとして、価格統制があった40年の自転車の価格は90円で設備が無傷な為初期のエンジンなら170円程で原付が作れる。
昭和10年の三九式輜重車は甲186円、乙218円、三八式輜重輓馬具114円、馬1頭80円以上。
平均380円として、積載量は輜重車212.5kg、2輪車牽引リヤカー120kg。
輜重車4台と原付7台の輸送量がほぼ同じだがより安く代替可能。
馬の背に載せた場合、九四式速射砲のwikiを見ると駄馬の積載量は最大139.8kg。
馬具が37.33kg、餌が2.6kgなので実質100kgと見て良い。
参考サイト
ホンダ
https://global.honda/jp/50years-history/limitlessdreams/ftype/
自転車
https://d-arch.ide.go.jp/je_archive/english/society/wp_unu_jpn30.html
値段史
https://coin-walk.site/J077.htm
wiki
九四式速射砲
何を基準にすれば良いのか。
37年以降インフレが起きているのでその前後で数値をそのまま適用するのは危険なのは再調査で良く分かった。




