風車の適地と戦国武将
台風や津波が直撃する日本では風車の適地が少ないが、以下に挙げる
山形県立川市、茨城県土浦市桜川流域、千葉県夷隅郡並びに館山市、長野県諏訪湖南岸、愛知県渥美、知多半島沿岸、大阪堺市等で田圃への給水に風車が使われていた。
火山活動と土砂災害を除けば沿岸部、流域以外地形は変わらないので戦国時代でも導入出来るだろう。
特に諏訪湖では栄養豊富な泥炭に含まれる地下水の汲み上げに風車を活用していたので新田開発&亜炭の脱水を同時に行える。
亜炭に近いエリアは地盤が弱く有毒ガスが溜まりやすいので鳥(カナリアは鉄砲伝来以後)を携えて作業しよう。
土地のポテンシャルは高いが信玄に滅ぼされる諏訪氏の領土なので開発する時期には注意。
火が着いた炭は中々消えない。
石炭の硫黄分除去には石灰が必要だが風車との関連はない為省略。
地盤沈下を防ぐには建設予定地に岩盤に到達する位の杭を打つしかないので程々にしよう。
低質の泥炭はあるので耐火煉瓦と鉄があれば鉄矢板を生産して保護区域を囲むように打ち込めるのだが、そんな物はないので伐採後数年経った竹か油分の多い松を杭基礎に使うしかない。
辛いのは最初だけで隣接する風車を動力に排水出来るので後は楽。
最悪1m沈下しても50年もあれば元に戻る。
信長関連は開始時期は大抵桶狭間以降なので問題はないが、知多半島は54年に近隣の村木で今川氏と戦い辛勝している。
大阪は土地柄水害が多いので給排水システムの需要は高いが、該当する地域では自然、人を問わず最も破壊されやすいので情勢が安定しない間は設置しない方が良いだろう。
海外に目を向けると17世紀のオランダでは干拓や粉挽きは勿論、人を十人程乗せて最高時速34kmで走る風力車もあった。
ゼロ○使い魔ではないが物語のアクセントに使えるかもしれない。
参考文献
土木の実務、土木施工管理編
参考サイト
http://yamadawindmill.web.fc2.com/fusya.html
wiki
風車
山田風車を知るきっかけになった作品。
https://ncode.syosetu.com/n5209fi/




