十九世紀以前でも造れる農薬
門外漢なので抜けがあり駄文に過ぎないが、取り上げるのはボルドー液と石灰硫黄合剤。
100L強のボルドー液は最低2kgの生石灰とその重量の3倍の水を混ぜ、反応が終わった後に10~20Lの水を追加①。
①に80~90Lの水に最低2kgの硫酸銅を混ぜた物②を撹拌しながら加えて混ぜると出来るようだ。
上記の数字から水扱みがとても辛い事が判る。
硫酸銅は領内に銅山があるか銅銭を吹き直した時に手に入るので材料の入手『は』容易い。
葡萄等の果樹の他、ジャガイモ等のナス科、キャベツ、大根等のアブラナ科、豆、ウリ、イネ等に使える。
4-4(水100Lに石灰と硫黄各4kg)、6-6(同各6kg)等と記されている為対応する農産物に合った物を作ろう。
4-4を500~1000倍に希釈した物はいもち病に有効なようだが、筆者の家も両親の実家も農家ではないのでボルドー液の現物が無い。
あくまでネット上の伝聞でしか無い。
石灰硫黄合剤は重量比で水8~10、生石灰1、硫黄2を用意。
石灰を溶かし、反応が落ち着いた後硫黄を加えれば良い。
これは強アルカリの為皮膚に触れると最悪化学火傷、目に入ると失明する危険性があり、金属も侵す厄介な物質である。
これを重量1に対し水を10~100倍用意、希釈後使う。
過去で再現する際は材料の純度が低い為水を少なめにした方が良いだろう。
茶、麦、桑等に用いる。
尚、近年目的外使用が相次いだ為石灰硫黄合剤の販売は原則禁止されている。
石灰硫黄合剤が出てくる作品
キル夫がイオンと戦国入り
wiki ボルドー液 石灰硫黄合剤