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戦国時代でも前倒して導入可能な植物その他
落花生……南米原産。
伝来は明治初期で見た目が珍奇だが南関東以南の温暖な地域が向き、高カロリー。
二十日大根……欧州や西アジア原産で、成長が早く場所を取らないので船内や籠城時に栽培される可能性が高い。
辛味はあるが既に存在するカラシナ程ではなく、大根と同じ要領で栽培可能。
カモミール……古代エジプト時代から利用され、日本に伝わるのが19世紀初頭と明治以降では無いが鎮静効果は万人の知る処である。
宣教師が病人治療時に用いる可能性は高い。
尚新大陸産のかぼちゃ、玉蜀黍、じゃがいも、は江戸時代に寒天のように寒干し(フリーズドライ)が実行された記録が残っている。
ドライトマトは明治以降だが瀬戸内気候なら技術的に時代を問わず可能。
ただ品種改良されていない為匂いがキツく、現代通販以外では史実通りになるだろう。
トマト以外の新大陸産の植物の導入を戦国時代に前倒し出来れば、さつまいも共々兵糧のバリエーションが豊富になったと思われる。