技術、資源保有国との国交と技術への無関心
朝鮮王朝を除くと時期的に幕末、明治以降になるが
オーストリア=ハンガリー帝国、スウェーデン王国は外せない。
朝鮮は陶工とクヌギに黒鉛。
技術者は普通手放さないので確保は難しいがクヌギと黒鉛は何とかなる。
日本のクヌギは日当たりが良い所でも年数+1mの樹高がせいぜいで木材に利用するには10年かかるが韓国産は7年で10mに達する。
交雑する事を除けば椎茸栽培や薪、造船等による消費圧も有り自然界への影響は少ないだろう。
オーストリアは医療面でゼンメルワイス、農業でメンデル。
1911年に導入されたスキーもあるが日本には18世紀末からスキーの存在が知られていたにもかかわらず日清戦争、八甲田山演習、日露戦争や南極探検等どれも採用しなかった。
もし採用が早ければ史実程の損害は発生しなかっただろう。
法則発見後修道院長に就任したメンデルは兎も角ゼンメルワイスは狂人扱いされた後なら安く雇える。
オーストリア=ハンガリーは蚊取り線香の原料、除虫菊の原産国でもあるが、日本には米国から1886年に伝来している上に戦国時代はスペインやポルトガル、江戸時代なら英蘭を通じて入手出来るのでスルー※1。
スウェーデンは日露戦争後の1907年にならないとアジアに進出しないがその年にクヌート・ガデリウスが神戸に支店を開いた。
彼はスウェーデンの鉄鋼、機械、紙、電球を売ろうとしたが商習慣が合わず苦労している。
鉄鋼では高名なスウェーデン鋼、ボールベアリングは無理にしても工作機械はヤード・ポンド法である分を差し引いても当時の日本にとっては喉から手が出る程欲しい代物なのでこのタイムロスは惜しい。
最晩年は不遇で帰国翌日に死去。
彼の遺した会社は現在も医療機器を中心に様々な機械を卸している。
※1殺虫効果が確認されたのは15世紀。
参考文献
読むクスリ、マンガで読むロングセラー商品開発物語
以下wiki
ゼンメルワイス、メンデル、スキー。




