木の梯子
掲載日:2021/06/19
ジーィと長く鳴く草むら
くしゃみをする傍らの猫
木をつたい、夜の屋根へ
仲間の猫を呼んでいる声
車庫の上は
晴れれば日向ぼっこができるだろう
あの木は切らなければならない
勝手に登って
勝手に降りれなくなられても
一仕事が必要になる
面倒なことだ
それが自由なことであっても
面倒なことなのだ
ノコギリを引いて
枝切り鋏で刈り取りをする
屋根側だけ背が低くなった木
不平等だ、不公平だと言われても
困ってしまうだろう
守るべき対象を見ながら
対処するべきとしたのである
今日は猫が鳴かない
縄張りの見回りか
自分だけの場所で
のんびりとしているのか
その世界が干渉せずに廻るなら
それで良いのである
遠くから見ることで
勝手にやっていく方がいい
認めることだけが
大切なことではない




