1/1
おわり、はじまり
見たこともない流星だった。
思わず天を仰ぎ見る。
幾筋もの軌跡が夜の星を繋ぐ。
綺麗だ。と思った。綺麗なままであればよかったのに、と思う。
夫に手を引かれ外に出る。
先ほどまで空いっぱいに拡がっていた星々は豪炎に眩む。
この子だけでも助けないと、と夫の消えそうなシルエットを見つめる。
手に力を込めて注ぐ。
鈍い光を放つ我が子は眠りにつき、従者が衣で包む。
最後に触れるのは私でありたかった、と後悔する。
体の力が抜けてくる。
地下深くに身を隠し
次はいつ、会えるのだろうと。
とりあえずプロローグのみ。
これから主人公となるハルレや中心的な登場人物が出てきます。
と言ってもまだまだ小説は構想段階です。とりあえず気持ちが先走ってプロローグだけ書いてしまいました。次がいつになるか分かりませんが投稿できるよう頑張ります♪