魔王、育成
繋ぎ回(適当)
「修行と言っても私なんかに出来ることは戦闘時の考え方や対処法くらいだ」
「一流のそれを学べるだけでも心強いです‼︎」
全く話を聞いていないがこちらもそれを気にしないことにした
結局こいつのおかげで現在魔王の立場にいる奴を倒せばあとは察知される前にこいつを始末してしまえば再び返り咲けるのだから
魔王は人間の感情を理解せずに計画を企てる
「……とは言ったもののお前には目標があるのか? 例えば魔王退治とか」
「私の使命は魔王退治に行った父が戻ってくるまでこの村を守ることですっ‼︎」
なるほど
最初に会った時にあの勇者に会った気がしたのはそういうことか
つまり私を倒したのはこの娘の父親
恨みを晴らすにはバッチリだが、生憎無自覚の相手に八つ当たりをするような気分でもない
「じゃあお前はこの村から出ないのか…?」
「そのつもりだけど」
「それは駄目だ‼︎」
「⁉︎」
ギルドバートは勇者の肩を掴むと大きな声でそう告げる
「お前の実力ならすぐに父親の元に辿り着いて戦力となれるだろう…早く行くぞ‼︎」
「は、はい⁉︎」
今のギルドバートには王座の奪還しか注目していない
「それに実戦経験を積むのが強くなる近道だ」
「それは確かにそうですが……この村は誰が守るんです?」
今の勇者には村を守るという立派な名目がある
性格を見るに、言いつけを守って村を守ることを最優先に選ぶだろう
だが……
「安心しろ 村の守衛なら代わりになる奴を知っている」
「やっぱり強い「違う 知ってるだけだ 私は強くない」
「だが……知り合いにならだいぶ強いのがいる。村の護衛はそいつに任せられる…信頼も出来ると思うが…」
「が…?」
「少しだけ待ってていてくれ」
確かに強い知り合いなら山程知っているが
それはどれも魔物の類であった
月一程度に更新できたらよろし




