エピローグ
私は今恋をしている。
えぇ、青春満喫中ですとも。
申し遅れた、私の名前は霧崎めい 普通の高1
私の好きな人は新井浩次 同じく高1
彼とは幼稚園からの付き合い
その頃はまだ彼のことなんてどうでもよかった。(幼稚園だから当たり前)
むしろ彼の事が嫌いだった。
不潔。暴力的。変態。
マイナスなイメージしかなかった
なのになぜ今はこんなにも胸が苦しいほど彼を愛しているのだろう
きっとそんな気持ちになったのはきっと私が中学3年生の時からだな
私が中学3年生の時
「きもい」
「うざい」
「死ね」
そんな言葉を吐かれていた
それに付け加え、何度もなくなる上靴。私の椅子に散りばめられた画鋲たち
あぁ、これっていわゆるいじめって言うやつか。
そう薄々自覚していった
そんなのが毎日続いた。
上靴がなくなるたびに母に怒られ、学校ではひどい机への落書きや散りばめられた画鋲。
わたしは体力的にも精神的にもボロボロにさせられていった。
『あぁ、もう嫌だなぁこんな世界』
そう思ったのはある日の授業中
カーテンの隙間から除く青空を見ながら思った
その時同時に頭によぎったのは『自殺』という2文字。
あ…
楽になれる方法見つけた。
そう思った瞬間私は何かの鎖から解き放された気がした
自殺したら、何もかもから解き放される。
いじめも、母も、受験も
あぁ、私にはまだ助かる手段があったんだ。
そう思い、すごくホッとした
そしてその時から私は自殺計画を練った。
この歴史上、美しく散る方法を