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咳ひとつ

作者: 秋葉竹



  



もうしかたがないかな

あすの目覚めのためにも


もうすこしだけ

恥ずかしい魂を

胸にぶら下げて

生きてゆく


どこかへ逃げれるすべももたない

ただの重たい心を引きずった虚しい生物は


憎しみも

噛み殺し

怒りも

凍りつけ


ひとり


七色の虹を越えて

越えて

越えて

波風立てずに

生きて来たつもり


ただひとり


生きるってことは

殺すってことだって

頭ではわかっていても

心は折れてしまい

頑な想いはやがて崩れ落ちてしまった


喉につかえる違和感はなに?


罪が降る

夜通し降って眠れない


空は空

明るくはにかむ

新しい空


冬なのに

薄着でも熱いくらいの

狂おしい想いのたけ


咳ひとつ

宇宙の星に

届くかな?


ただひとり

いつか始まる紙芝居


呪いを解いて

しあわせにして


悲しみ消して

しあわせにして


咳ひとつ

ゆめのあとさき

血も飛沫しぶ







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