第四話---防御力0の双剣使い
お久しぶりです。ストックはあったんですけど投稿さぼってました。
第四話---防御力0の双剣使い
俺は今、宿のベットで寝転がっている。まず俺は猛烈に後悔している。なんで俺は最強魔法なんかにしてしまったんだ。
あの女神がこの世界について教えてくれれば魔法なんか選ばなかったのに!まあ後悔してももう遅いか。
どうにか魔法でモンスターに勝つことができないだろうか。誰か色々聞ける人はいないだろうか。
そう思いながら俺は宿屋の一階にある酒屋に向かった。
端っこの席で一人食事をしていると、年代は中学生だろうか、背中に双剣を担ぎ、
装備は革のコート一枚の少女がこちらにやってきた、そしてなぜか俺の隣に座って話しかけてきた。
「どうしたの?元気なさそうじゃん」
なんだこいつ馴れ馴れしい。
「私は双剣使いのシュナ。お姉さんが話を聞くよ?」
いやどう見ても俺よりも年下なんだが。まあこの子にこの世界について聞くか。
「俺この世界の記憶を忘れてしまって、、、この世界について教えてほしい。」
「わかんない」
「???シュナはこの世界の住人なんだよね?」
「そうだけど。私はモンスターを切ることしか考えてないからわかんない」
なるほど。こいつは脳筋だ。聞いた俺がバカだった。
どうすればいいか分からなくて悩んでいると昼に会った黒紫の鎧を着た前衛職のクロナがこちらを見てやってきた。
「どうしたんだそんな顔して。私が恋しくなったのか?」
丁度いいところにやってきた勘違い女は自称歴戦の猛者らしいのでこいつに聞こう。
「やあクロナまた会ったな。ちょうど良いところに来たから聞きたいんだが、この世界について教えてくれないか?」
「貴様この世界のことを忘れてしまったのか。お前の為に時間を割くは不本意だがこのクロナ様が教えてやろう。」
うざ。なんでこいつはこんな上から目線なんだ?
「お願いするよクロナ」
俺がそういうとなぜか赤くした。なんか嬉しそうだな。ツンデレってやつか?
「いいだろう。まずこの世界の通貨はリンドだ。そしてこの世界のモンスターは基本的に魔法は通用しない。ある一つを除いて」
「ある一つ?」
「あぁ、金属魔法だ。」
なんだそれ。聞いたことないぞ。
「シュナ、お前聞いたことあるか?」
なんとなく返答は予想しているが
「わかるわけないじゃん。私魔法とか興味ないよ。」
ですよね。シュナが分かる訳ないよな。
「ところでカイトよ、そこの子供誰だ」
シュナは子供じゃないと抗議しているが俺は気にせず
「今さっきここで会った双剣使いのシュナだ。」
「そうか。まあいい、金属魔法の話だったな。金属魔法というのは剣などの武器を召喚し相手めがけて放つ。」
「つまりいくら魔法耐性があっても本質的には物理攻撃とは変わらないわけだから攻撃が通るというわけか。」
「まあ最上位魔法だから貴様には使えんだろうがな。」
「俺は最強魔法使いだぞ?使えないわけがないだろう。」
「はいはい、それよりも明日クエストにでも行かないか?そこのシュナ?も一緒に」
「もちろんです!」
こいつ俺のことバカにしやがったな。いつか仕返ししてやる。
と、それよりもこいつ今クエストに誘ってたよな。なんかシュナも乗り気だし。こいつらとクエストか、、、
まあでも一応強いクロナが付いてくるから悪い条件ではないな、シュナの実力も見たいし。
「じゃあお願いするよクロナ、シュナ」
「それではまた明日。9時に広場に集合だ。」
そうして約束を交わした俺たちはバラバラに部屋に戻っていった。
最後まで読んでもらいありがとうございます。
何度も申し上げていますがホントに小説を書くのは初めてなので、温かい目で最後まで付き合っていただけると嬉しいです。