第二話---魔法が通用しない世界
お待たせいたしました、第二話です。やっと異世界転生ですよ!
第二話---魔法が通用しない世界
俺はいろいろありながら、無事異世界転生をしたわけなんだが、
予想通り中世ヨーロッパのような世界観だ。そして歩いている人たちは鎧を着てる人や普段着で歩いている人もいる。
こういうのってまず最初に冒険者ギルドってとこに行くんだよな。
どうやら町の人に聞くとこの町の中心にあるようだ。
というわけで俺は冒険者ギルドに向かった。
「いらっしゃいませ!クエストの受付ならこちらに、飲食はこちらでーす。」
がやがやと騒がしくまさに異世界って感じだな、、、
「あの、俺ここ初めて来たんですけどどうすればいいですか?」
「そういうことでしたか。冒険者登録はあちらです。」
というと彼女は奥のほうに指をさした。俺はその方向へと進んでいった
「あのー冒険者登録したいんですけど。」
「それではこちらに手を置いてください。」
そういうと受け付けのお姉さんはなにやら手形の掘られた板のようなものを取り出した。
「こちらに手を置くとあなたのステータスが表示され、こちらの冒険者カードに書かれます。」
なるほど、つまり俺の才能がわかるわけか、きっと魔力が強いはず。
そう祈りながら俺は板に手を置いた。板に手を置くと紫色に光りだした。
「失礼ですがお名前をうかがってもよろしいですか?」
「カイトです。」
俺がそういうとお姉さんは驚きそして興奮したようすで
「カイトさん!すごいです。魔力がとても大きいです。人間の域を超えています!」
「それってつまり最強ってことですか?」
先ほどまでの興奮した様子ではなく、残念そうにお姉さんは言った。
「カイトさんも知っているとは思いますがこの世界のモンスターには魔法はほとんど効きません。」
「え。」
それを聞いた瞬間俺は固まった。
「これだけの魔力があるのなら回復魔法で人を癒す職業などはどうでしょうか。」
はぁぁぁ!?冗談じゃない!俺は魔王を倒しに来たんだぞ?医者なんてやってられるか。
「その、誰でもなれる職業ってありませんか?」
「それでしたら冒険者はどうでしょうか?ここに来る方はみんな冒険者志望ですよ。」
「それでお願いします!」
これで俺は一歩魔王討伐に近づいた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。まだまだ冒険が始まるまでが長そうです。
次回はモンスターと最初の戦いです!どうぞよろしくお願いします。