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元魔王だけどパンダになって魔王討伐するね  作者: 橋本
第三部 消えないものもあるのよきっと
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78/100

第76.5話 ここまでのあらすじ


 三部が予想以上に長くなったのでここまでのあらすじをまとめます。

 やや反則気味な気もしますが、今までと違い多くの陣営がそれぞれ動き回るので話を把握できていない方もいるかも、と心配になりましたので作りました。


 三部で登場するそれぞれの陣営についてまとめます。


 76話までのネタバレを含みますのでご注意ください。



■研究機関『ハデス』


 冥府から呼び寄せた魂を用いて対象者のレベルを強制的に上昇させる、という研究を行う独自の研究機関。

 所長ハンス・クルーリーを筆頭に、邪悪な行為も意に介さず研究に没頭する狂人たちの集まり。

 研究に必要な魔導具を入手するため、『ヴェノム盗賊団』と協力関係を結ぶ。

 研究が完遂間近まで迫った段階で、不幸にもスノウビィとムラマサの介入を許してしまう。



■ヴェノム盗賊団


 S-64レベルという高レベルな戦士、バンデット・カイザーを頭領とする盗賊団。

 かつては世界中で悪事を働いてきたが、今は研究機関ハデスと手を結びバラディア国を拠点としている。

 ハデスプロジェクトが完遂した暁には、盗賊団員は自身のレベルを限界まで高めることができるため、それを見返りとして研究に協力する。



■グレイベアとマリー


 ホークに撃たれたマリーをベアが救い出し、共に魔族の追っ手から逃げる旅を続ける。

 最終的な目的地はルドワイア帝国。

 そこに逃げ込めれば魔族も易々と追ってこれないため、そこで可能な限り長期間身を隠す計画を立てる。


 その道中、通りかかったセドガニア南方の森でルドワイア帝国騎士団ゴード部隊と遭遇。マリーが重傷を負ってしまい、二人はしばらくセドガニアで傷を癒すことに。



■シィムとラトリア


 ルドワイア帝国騎士団の騎士。

 ラトリア・ゴードは人類最高峰の騎士の称号『エルダー』を持つ優秀な騎士だが、過去に犯した過ちのせいで『ゴールド・ラット』の汚名を被り、ルドワイア軍内では粗末な扱いを受けている。

 シィムはそんなラトリアを不憫に思っており、彼女の名誉挽回の機会を窺う。


 『バラディアが災いに飲み込まれる』という預言を受け、その調査にラトリアの部隊が派遣される。

 その任務中にグレイベアとマリー、更に謎の魔人スノウビィとも遭遇し、部隊は壊滅してしまう。


 バラディア付近に強大な魔族が潜伏していることを知り、二人は調査を開始。

 その末に、バラディア軍の占星術師がグレイベアの魔力反応を捕捉。

 ただちに迎撃に出ようとするラトリアだが、そのタイミングでサブタワーが起動。セドガニアに向けて大量のドラゴンが接近していることを知る。

 それがスノウビィによる召喚魔法である可能性に行きついたラトリアは、召喚魔法を止めるために単身サブタワーを目指す。



■パンダとホーク


 ハシュール国シューデリアで冒険者として活躍していた二人は、偶然にも魔族四天王の一人であるムラマサと邂逅してしまう。

 彼から情報を得ることに成功し、ホークの仇であるブラッディ・リーチが存命であること、そしてバラディアに向かっていることを知る。

 怒りに燃えるホークの強い希望で二人はバラディア国行きを決定。


 数日後、港町セドガニアに到着したパンダは、街中でパイ・ベイルという少女と出会う。

 油断からパイに魔人であることを知られたパンダは、パイを殺害しようと試みるが、とある事情によりそれを断念。


 パイを生かしておくことで先行きを不安に思うパンダのもとへ、ヴェノム盗賊団の一員であるキャラメル・キャメルが訪れる。

 彼女の策謀を手玉に取ったパンダは、キャメルを尋問。

 そこでヴェノム盗賊団がパイを攫ったことを知らされる。

 パイを救い出すためにヴェノム盗賊団のアジトである『メインタワー』を目指すパンダだが……?



■パイ・ベイル


 冒険者として活動した経歴を持つ異色の神官。

 心優しく生真面目で、悪を決して許さない。勤務する教会に隣接する孤児院『白鳩』で孤児たちと暮らしており、彼らのことを心から大切に思っている。

 町でキャメルと遭遇し敵対。その際に協力したパンダの秘密を知ってしまい、パンダとホークの二人から命を狙われることに。

 ホークに孤児院の子供たちを人質に取られ迷うパイだが、正義の心に従いパンダの情報をバラディア軍に持ち込もうと試みる。


 しかしその道中にヴェノム盗賊団の襲撃に遭い拉致される。

 彼らのアジトである『メインタワー』に連行され、ハデスプロジェクトの研究に利用されることに。



■キャラメル・キャメル


 ヴェノム盗賊団の一員。

 人格は小物中の小物。自分より強い者には媚びへつらい、弱い者にはこれでもかと強く当たる。

 臆病で卑劣。殺人すら何ら躊躇いのない、パンダとは別の意味で究極の自己中心的人物。


 今のヴェノム盗賊団の在り方に強い憤りを感じているが、頭領であるバンデット・カイザーを恐れて嫌々従っている。

 パイの拉致に成功し、続いてパンダの殺害を試みるがあえなく失敗。

 ヴェノム盗賊団を裏切ってでも生き延びようと必死になり、パンダに様々な情報を漏らす。


 その結果多数の盗賊団員を間接的に殺害することになり、ヴェノム盗賊団とは袂を分かつ。

 パンダから脅迫され、攫われたパイを救い出すまでの協力関係を結ぶことに。



■ムラマサとスノウビィ


 魔族の頂点に君臨する魔王であるスノウビィと、彼女の直属の配下である魔族四天王の一人ムラマサ。

 『四天王の盟約』を持つブラッディ・リーチが生き続ける限り新たに四天王の選定が行えないため、ブラッディ・リーチ殺害のために二人は人間領を訪れる。


 ブラッディ・リーチがセドガニア付近に潜伏していることを知り、彼女を待ち伏せするための仮宿として、偶然発見したヴェノム盗賊団のもう一つのアジト『サブタワー』を訪問。

 そこで奇妙な実験を行っていることを見抜いたスノウビィが塔を占拠する。


 一日かけて塔の秘密を暴いたスノウビィは、この塔の研究を魔族で独占することを思いつく。

 それと併せて、この塔を用いてセドガニアに攻め込みブラッディ・リーチを殺害する計画を立案する。

 その結果、セドガニアはかつてない未曽有の危機に直面することとなる。





■各陣営の現在の動き・目的


・ヴェノム盗賊団と研究機関ハデスとパイ

 メインタワー内。

 サブタワーで発生している異常に対応。

 パイは実験のために捕らえられている。


・ムラマサとスノウビィ

 サブタワー内。

 冥府の門を開き、その魔力を用いてセドガニアを襲撃。

 ブラッディ・リーチ殺害を目論む。


・パンダとホークとキャメル

 メインタワーを目指す。

 パンダとホークはパイを救うために。

 キャメルは盗賊団を壊滅させ生き延びるために。


・ラトリア

 サブタワーを目指す。

 ドラゴンを召喚している召喚魔法を停止させるため。


・グレイベアとマリー

 セドガニア南方で療養中。

 ドラゴンの群れが彼女たちを狙っている。


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