最終章 性器末救精主伝説・その14 ~小さな宇宙の果ての終わりに……~
毎度のお知らせです。サイトの仕様により、顔文字表現、改行がおかしく見えることがあります。
お手数ですが、横書きテキストファイル上に、一度コピーしてからご覧下さい。
いよいよ最終回です。こちらの意図する表現が、どうか、皆様に伝わっていれば幸いです。
――フォーメーション真・99《性器末救精主伝説》――
~( ´、>`)~( σ_σ)
~(*@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~~( ´ё`)<前衛は任せてちょうだい♪
~( ´Д`)~(´Д`)
~( ´、>`)~( σ_σ)
~(*@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~~( ´ё`)<それじゃあ出発するわよ♪
~( ´Д`)~(´Д`)
~( ´、>`)~( σ_σ)<「「了解!!」」
~(*@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~~( ´ё`)
~( ´Д`)~(´Д`)<「「了解!!」」
――常日頃からクロールの練習に励んでいた精子くんと、
常日頃から体力を温存していた「~( ´Д`)」。
その二人がエンジン部分を担当することにより、
驚異的な加速を実現させる!!――
‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\
"‐ニ‐-> "`"'-' \
______二) ヽ \
 ̄"'''─-、 \
__ _ ~( ´、>`)~( σ_σ) \ |
~(*@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~~( ´ё`) |
~( ´Д`)~(´Д`) / |
_____ / !
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ / |
ヾ./_ // /
、ー`、-、ヾ、、, 、, /
// ./// /
/ / / /
――更に、インテリくんの数理的見地から導き出した的確なコントロールにより、
立ち塞がる白血球やデブリ群を、巧みに避けて行くことも可能となった――
~(*@Д@)<(三秒後……軸糸を傾斜五度の角度にて、
下限部方向に下降と同時に突出……
その七秒後……上方傾斜角度九度の方角に、
時速70mmの速度で浮上……その十二秒後――)
――インテリくんの演算処理と的確な軸糸さばきにより、
彼らは最も安全なルート上を進めていた――
~(*@Д@)<――しばらく今の速度より、心なし、二割程減速して下さい。
このままでは前方のデブリ群での被害が増えてしまいます。
~(; ´Д`)~(;´Д`)<「「了解!!」」
――そして、この二人のことも忘れてはならない……――
Ⅱ Ⅱ
∴(゜Д゜(∑ビシッ!~(´<_`;)(;σ_σ)~ビシッ!∑)`Д゜)∴
~(´<_`;)(;σ_σ)~<こっちには怪我人がいるのよッ! 容赦しないわよっ!?
道を開けて下さーい!! 怪我人がいるんでーす!!>~(´<_`;)(;σ_σ)~
すまん……悪かった……>~○ ~(´<_`;)(;σ_σ)~ ○~<ご、ごめんなさい……
――味方も多いが、その分敵も多い二人。しかし、そんな二人が組むことで、
精子の追撃、白血球の襲撃に対しても、上部は鉄壁の守りを誇っていた。
彼らに諭された精子たちが、そのまま彼らの後へと続いて行くのであった――
さ、行きましょー!>~( ´ω`)(;σ_σ)~<あんた……鼻が……もしかして、別人?
~( ´・ω・`)<いえ。ガイですよー。さっきの交戦で鼻を負傷しましたー。
別にいいのでーす。これは男の向こう傷というやつでーす。
(´ё` )~<<――ガイさぁ~ん! はい、これ。落し物よ♪
~( ´・ω・`)<…………あなたは私が誰だかわかるのですかー?
(´ё` )~<……いや~ね! 私は何も、ガイさんの顔だけが好きなわけじゃないのよ?
私はガイさんの顔だけじゃなく、その中身も込みで好きなんだから♪
~( ´・ω・`)<…………私は今まであなたのことを誤解していたようでーす。
あなたも私の容姿だけが好きな、その他大勢の精子たちと、
一緒だと思っていましたー……反省せねばなりませんねー。
(´ё` )~<ふふふ……いいのよ。私だってね、初めは確かに、
ガイさんの容姿から好きになったんだから。
これでお相子よ♪ だから気にしないでね?
カチッ!>~( ´、>`)フッ ===~( ´ё`)
――そして、カマ精子の活躍はこれからである……――
=====~○~○~○
=====~○~○~○
=====~○~○~○
=========~( ´、>`)~( σ_σ)
==~(*@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~~( ´ё`)<あら?……あれは――
=========~( ´Д`)~(´Д`)
=====~○~○~○
=====~○~○~○
=====~○~○~○
\ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
ひゃっはぁ~!? Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
/ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
\ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
汚物は消毒だぁ~! Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
/ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
\ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
隊長のカタキ~! Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)(´Д`メ)
/
『卵子最終防衛ライン』
~( ´ё`)<あらあら……? こっちには怪我人がいるって言うのに……
=========~( ´、>`)~( σ_σ)!?
==~(*@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~ ==~(´ё` )<皆さん、ちょっと先に行くわね?
=========~( ´Д`)~(´Д`)!?
~(´ё` )<精子おねーさま。しばらく前衛を変わってちょうだい♪ それじゃあね――
Ⅱ
(´Д`メ)<おや?……一騎だけ先行して来るヤツがいるぞ?
Ⅱ
(´Д`メ)<ははは! バカめ? 袋叩きにしてくれるわ!
大方、囮にでもなるつもりだろう。しかーし!
この包囲網では、誰も通れる隙間なぞ無いわ!
~( ´ё`)<こっちは急いでいるって言うのに……
ちょっとオイタが過ぎるわねェ~?――
――その時でした。カマ精子に、変化が訪れたのは……――
~( ё )<カッ!!!!!――――
――カマ精子……覚醒!!!!!――
~( `ё´)<――容赦しないわよッ!?!?!?!?!?
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
ビクッ!!(((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)))
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;))
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)))ビクッ!!
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;))
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====~( `ё´) ビクッ!!(((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)))
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;))
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
(((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)))ビクッ!!
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
((´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;))
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)<た、助けてくれぇ~!!
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(:´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
うわぁ~~!!>====(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
Ⅱ Ⅱ
=======ドカドカドカドカドカ!!!!!~( `ё´)∑)`Д゜)∴∑(゜Д゜;)
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(:´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)<あわわわ……!!
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
ひぃ~!~!!>====(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(:´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)<誰か助けてぇ~!!
――卵子最終防衛ライン……断絶!!!!!――
========~(;´、>`)<あれはいつものカマ精子さんでぇーす。
==~(;@Д@)~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~~(;σ_σ)<他人の空似じゃなかったのね……
========~(; ´Д`)~(;´Д`)<白血球を……轢き殺してる……(ゴクリ
――そろそろワイらも行くで?>~(♯◆_◆)(●へ●♯ )~(コクリ
こいつらに恩返しするでッ!?
世話んなったな! 感謝するで!>==~(♯◆_◆)
〃ササッ!!
=========~( ´、>`)!? 〃サッ!
==~(*@Д@)!? パッ! パッ! ===~( σ_σ)!?
=========~( ´Д`)!?~(´Д`)!?
〃サササッ!!
==~( ♯●へ●)コクリ…
==~(♯◆_◆)<ワイらがタッグを組めば無敵や!
こいつらのために道を開くんや!――行くで!?
==~( ♯●へ●)コクリ…
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)<駄目だこりゃぁ~!
Ⅱ Ⅱ
======~ドカドカドカドカドカ!!!!!(♯◆_◆)∑)`Д゜)∴∑(´Д`;)
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
ひぃい~~!!>====(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
Ⅱ Ⅱ
=======ドカドカドカドカドカ!!!!!~( `ё´)∑)`Д゜)∴ ∑(゜Д゜;)
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(:´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
Ⅱ Ⅱ
=====ドカドカドカドカドカ!!!!!~( ♯●へ●)∑)`Д゜)∴ ===(;´Д`)
Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ Ⅱ
====(;´Д`)(:´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
――卵子最終防衛ライン……決壊!!!!!――
~(;´Д`)<――……今がチャンスだっ! みんなで、
陣形に亀裂が出来た場所に突撃すれば……!
~( ´Д`)<――オイラたちだけじゃ無理かもしれないけれど……
~( σ_σ)<――大丈夫よ……
~( ´、>`)<――はぁーい、その通りでぇーす……
~(*@Д@)<――ワタクシが保障します。あの防衛ラインを、
突破できる確率は……“100%”です!!!!!
――フォーメーション∞――
○
~○
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○~○~○~○~○~○~○~○~○
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○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
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○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~( ´、>`)
○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~( σ_σ)
~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~(´Д`)
○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~( ´Д`)
~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~(*@Д@)
○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○~○
~○~○~○~○~○
○~○~○~○~○
~○~○~○~○
○~○~○~○
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○
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜ ◎
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
『卵子最終防衛ライン』
――卵子最終防衛ライン……突破!!!!!――
――精子たちの勢いは止まることなく……
彼らはそのまま、卵子まで直進し続けました。
そして、彼らは激流の中に呑み込まれて行きました……――
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜ /
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜◎――カッ!
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜ \
~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜゜゜
――精子くんが目を覚ますと……そこは何もない空間でした――
~(♯´Д`)<あれ?……ここはどこだろう?
~(´Д`≡´Д`)<……みんなはどこに行ったんだろう?
∑(´Д`;)~<あっ!――あれは!?
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~() |
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(_Д_ )~ | (´Д`;)~====
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()~ |
|
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|
コツン!∑|(´Д`;)~<膜が……張られてる。
|
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!?(´Д`;)~ おめでとう……あなたは選ばれたのよ――>
(;´Д`)~<…………誰?
ようこそ――卵子の中へ。私が卵子の《中枢存在》よ……>◎
==~(;´Д`) こちらへおいでなさい――>◎
~(;´Д`) ◎<極めて珍しいことなのだけれど……――あちらを御覧なさい。
~(;´Д`)<あっ…… ◎ ( )~
◎<極めて低い確率なのだけれど、極稀に、二つ以上の精子が潜り抜けることがあるの。
でも、先に目覚めたのはあなたの方だった。おめでとう……あなたは選ばれたのよ。
~(;´Д`)<あの、その……――お願いがありますっ!
◎<私と一つになりたいのでしょう? 安心なさい。
私はここまで来れた精子を、拒んだりはしない。
~(;´Д`)<――そんなことじゃなくて……あの膜をどうにかしてよ!?
◎<…………たまにいるのよね。あなたみたいな精子が……
他の精子たちが可哀想だからって、そうやって私に頼んでくるの。
残念だけれど、それはできないの。これが“掟”なの。
あなたは自分が選ばれたことと、勝ち残れたことを喜ぶべきなのよ。
他の精子たちのことは忘れなさい。
~(;´Д`)<――何で? 何でなの!? ボク一人の力でここまで来れたんじゃないよっ?
何でみんなが受精できないの? 何で一人だけを選ばなきゃいけないの?
ボク一人じゃ、ここまで来れなかったのにっ……! 受精できる資格なら、
ボク以外の精子にだってあるはずだ! 自分に足りないものを補い合って、
助け合ってここまで来たんだっ! ボクだけがここにいていいわけないよっ!
◎<…………御人好しね。あなたみたいな子は嫌いじゃないわ。
あなたみたいな精子がここに来てくれて良かった……心からそう思うわ。
でもね……ごめんなさい。これはどうしようもないことなの。
これは、何百……何千……何億と、連綿と続いて来た生命の生存競争なの。
あなたはこれより、より過酷な世界へと旅立たねばならない……
外の世界は、天国と地獄が混在している世界……生まれる場所、国、
家庭によっては、即座に命が危ぶまれる可能性だってあるの……
あなたはここよりももっと、過酷な世界へと旅立たねばならないのよ。
死ぬことよりも、生きて行くことの方が難しい、そんな世界へ……
~(;´Д`)<ならなおさらだ! そんな世界なら、なおさらみんながいた方がいいジャマイカ!?
ボクだけじゃ無理でも、みんながいれば、みんなで一緒に生まれれば、
きっとそんな世界でも大丈夫だよ! みんなで助け合って行けば生きて行けるよ!
例えどんなに過酷な世界だとしても、みんながいれば変えて行けるはずだ!
だからあの膜をどうにかしてよっ! ボクだけが生まれるんじゃダメだっ!
わずかな可能性でもあるのなら、みんなが一緒に生まれられる可能性にかけたいんだ!
◎<………………例え話として、双子の話を聞かせて上げる。双子は大抵の場合、
母胎の中での成長過程で、片方がもう片方の一部として取り込まれてしまうの。
双子や三つ子が生まれる確率が低いのはそういうことなのよ。
あなたはみすみす、自分と言う存在が生まれる可能性を狭めようとしている。
ここまであなたを導いてくれた他の精子たちのことを真に思うのなら、
みんなの思いに報いたいと言うのであれば、“自ら死ぬ様な真似はしてはいけない”。
人は皆そう。誰かに支えられて、誰かを助けて、そうして死ぬまで生きて行く……
“自ら死を選ぶと言うことはその他全ての人を裏切ると言うこと”なのよ?
あなたの後ろには、あなたの歩んできた道のりには、あまねく人々の思いが混在している。
その膜の向こうが正にそれよ。その人たちのことを、心から真に思うのであれば、
前を見据えなさい。歯を食いしばって、涙を流しながらでもいい……最後まで進みなさい。
~( ´Д`)<……何で? ボクと君が言っていることは同じことのはずなのに、
どうしてすれ違っているんだろう? 何で? 何で、何で……――
◎<………………わかったわ。……あなたの好きにすればいい。
人は時として、自らの命を失うことになったとしても、
それでも悔いの無い選択をすることを選ぶことがある。
それが自らの命を懸けるに値することなのであれば、
迷わず進めばいいわ。あなたが選んだ答えを、
私に見せて頂戴――
◎!? ボクが選んだ答えは――>~( ´Д`) ( )~
◎<――まさか……その精子を受精させるつもり?
◎ 正解!……でもね、もっといい案があるんだ♪>(´Д`*)~( )~
◎<……何をするというの?
(´Д` )~( )~=====
|
|
|
|~(`ё´)~(´Д` )サッ!
| ↑
| ※カマ精子
|
――回想(※第九章参照)――
(`ё´*)~<『鏡なら毎日見てるわよ♪ そうすると鏡が自ら割れるのよ♪
私の美しさに耐え切れず、自ら割れて自害してしまうのよ♪』
|/
| ピシッ!
|\
|~(`ё´)~(´Д` ) ◎<……!?
|/
| ピキ…ピキピキピキ……!!
|\
|
。・゜
。・゜・
パリーン!!!!!>~(`ё´)~(´Д`*) ◎
。
。・゜・
|
~(*´Д`)<これが――ボクの選んだ答えだ!!!!!
――その瞬間でした。膜で覆われた卵子に亀裂が走り、
そこに、全ての精子たちが流れ込んだのです……――
――かつてない情報量が卵子に押し寄せたことで、
卵子の許容量を越えてしまいました。しかし、
それにより、未知の可能性が開けたのでした……――
===~(*´Д`) ◎<――そう……それがあなたの出した答え……
ボクは一緒に生まれて来られるかもしれない子を、>~(*´Д`)◎
決して、取り込んでしまったりはしないよっ!!
スススッ…~(*´◎<わかったわ……私も協力する。新たな可能性にかけましょう……――
|
|
・ | ・
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・ | ・
\|/
――――――◎――――――<――カッ!!!!!
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・ | ・
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―-―‐( )-――-
――――( )――――
―――――― ――――――
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
 ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''"
._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、
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`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
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『カオの炎』
――その日……世界は『カオの炎』に包まれた――
――同日、同時刻にて。新人類である“顔文人”が誕生した――
――これは、一人の精子が選んだ、こことは違う、もう一つの世界の誕生秘話である――
――もう一つの世界の、お話である……――
――『世紀末救世主伝説』が、正しくは『性器末救精主伝説』であることを、顔文人たちは知らない――
――そして、時代の流れの中で、いつしか“救精主”は“九世主”へと呼び名を変えて行った……――
(((´Д`)<~♪ ~♪……ん?――
(´Д`) ――――>(;σ_σ)(@Д@;)<…………
(;σ_σ)<――だ・か・ら! 具合悪いなら遠慮しなくていいって言ってるのよ!?
(@Д@;)<いえ、ですが、それではあなたに病気が移ってしまう可能性が……
(;σ_σ)<私は健康が取り柄なのよ! だから気にしないでいいわよ! ん~……でも、
この辺は私も初めてだから、どこに病院があるかわからないのよねぇ~……
(@Д@;)<そのお気持ちだけで十分です。ワタクシ一人でも行けますから…ゴホッ、ゴホッ!
(´Д`)<………………ボクが病院まで案内します!
(´Д`)<(これは遅刻確定だな。後で「(´Д` )」に怒られるかもしれないなぁ……いや、
でも、これでいいはずだ。こうする方が正しいって、わかってくれるやつだし)
後は私が支えるわ!>( σ_σ)(;@Д@)(´Д`)<さっ、行きましょ! 案内します!
(;@Д@)<御二人とも……ありがとうございます。このご恩は忘れません。
それにしても……お二人とはどこかで会った様な気がしますね?
( σ_σ)<あ~~、あるある! デジャヴュってヤツでしょ?
私も同じこと思ってたところよ! この前もさぁ~、
友達の“カマ子”とその話で盛り上がったのよね~。
それでさ~――
( σ_σ)(;@Д@) (´Д` )<――さっ、ここが病院ですよ!
(;@Д@)<ありがとうございます。あの……お名前を聞いてもよろしいですか?
後日、改めて御礼をしたいのです。御二人とも教えて頂けませんか?
ワタクシの名前ですが、ワタクシは――
( σ_σ)<私は――
(´Д`*)<――ボクは9Q団の者です! 御礼なんていいですよ。
その代わり、9Q団のことをよろしくお願いします!
( σ_σ)<――ありがとね! お陰で助かったわ! (´Д`*)<はい!
私の道案内までしてくれて悪かったわね?
9Q団のことも覚えておくわ! じゃあね!
(´Д`)<ふぅ~……さってと! 急がないとねっ♪
==(((*´Д`)<遅刻、遅刻~~!
――これから先……もし君たちともう一度出会うことがあったならば……――
――その時はまた……仲良く手を取り合えたらと、そう願わずにはいられない……――
――今ここに……“君”と“ボク”が共に存在すると言う奇跡……――
――それを、今一度、胸の奥で、そっと、噛み締めてほしい……――
――今ボクたちがここにいると言う奇跡を、その喜びを、今一度、思い出してもらいたい――
~( ´Д`)<ミクロコスモス・カオニズム>(´Д` )~
了




