第二十九章 性器末救精主伝説・その12 ~生まれ落ちるには~
今回も横書きテキストファイルにコピーして読むことをお勧めします。
――子宮頚管内部にいる白血球たちの追撃を、
フォーメーションを入れ替えながら、
どうにかこうにか振り切ると、そこには――
――“戦場”が広がっていました……――
(●へ●♯ )~
~(; ´Д`)~(;´Д`)<こ……これは……
~(;σ_σ)<ここが正念場ね……
~(;´、>`)<……遂に辿り着きましたねー。
~(;@Д@)<一筋縄では行かなそうですね……
――彼らが見たもの、それは……――
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『卵子最終防衛ライン』
Ⅱ
グハッ!>()~c(´Д`メ)=3 ()~ ()~
()~ Ⅱ ~() ()~ ()~
~() (´Д`メ)ドカッ!
ぐえッ!?>~() ()~<ぐぁっ! ()~
~()
()~ ()~ ~() ()~ ~()
()~ ~()
Ⅱ Ⅱ
ジリジリ…(((メ´Д`) ((○~ ~○)) (´Д`メ)))ジリジリ…
Ⅱ
()~ ~() ====(メ´Д`) ====~○
(●へ●♯ )~
~(; ´Д`)~(;´Д`)<あの混戦状態の中を抜けないといけないんだ……
~(;σ_σ)<卵子の周りを、大勢の白血球たちが守っているわね……
~(;´、>`)<それだけ彼らも本気と言うことでしょー……
~(;@Д@)<力尽きた精子の数が今回はあまりにも多過ぎます……
子宮頚管が酸を出していたのも要因の一つですね……
この数では、膜を取り除くのは難しいかもしれません。
~(;´Д`)<え? ここまで頑張って来たのに、全部無駄だったってこと?
(@Д@;)~<厳しい話ですが、これが“自然界の掟”と言うものです。
現実をお伝えするためにも、はっきりとお伝えします。
“人間の受精率は100パーセントではない”のです。
一匹の精子ですら卵子に辿り着けないこともあるのです。
~(;σ_σ)<それにあれよねぇ……もし無事に受精してもさ?
きちんと産んでくれる保障はないのよねー……
(@Д@;)~<……その通りです。たった一つの精子が卵子に辿り着いても、
“愛されていなければ生まれることは叶わない”のです。
それが最後の、究極の、最大の関門とも言えるでしょう。
スミマセン、皆さん……暗い話をしてしまって……
~( ´、>`)<いえ、いいんですよー、むしろ覚悟が決まりましたー。
ここまで来れたのも、インテリさんのお陰でーす。
時には厳しくはっきりと伝える必要もあるはずでーす。
(´Д` )~<その通りだね。それに今回は避妊具を使っていないんだし。
だからここまで来れたんですよ。まだ希望はあると思います。
※人が生まれてくるためには“愛”が“必要不可欠”です。
安易に望まない子どもを作る行為は、絶対に止めましょう。
堕ろしてしまった子どもとは、もう二度と会えないのです。
それを忘れないで下さい。私たちは“性”について、
今一度、よく考える必要があるはずです。
どんな形であれ、授かった子どもは本当に大切なものです。
それを、決して忘れないで下さい。




