第十八章 性器末救精主伝説・その1 ~カオニズム最終章開幕~
<――ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴッッッ……!!!!!
~(;´Д`)(´Д` ;)~<まだ海綿帯が揺れているね……
【℡】<トゥルルルルルッ! ビクッ!>~((;´Д`)) ((´Д` ;))~<ビクッ!
ボクが出るよ……>~(;´Д`)(´Д` ;)~<電話だね……
はい。もしもし?>(´Д` ;ノ) (´Д` ;)~
※軸糸で受話器を持っています。
はい、はい、はい……>(´Д` ;ノ) (´Д` ;)~
カチャン!>【℡】~(´Д` ;) (´Д` ;)~=3
~(;´Д`)(´Д` ;)~<誰からの電話だったんだい?
~(;´Д`)<海綿隊からだよ。遂に双球界が収縮を始めたんだって。
(´Д` ;)~<そうか……遂に“噴火”が始まるんだね……
~(;´Д`)<多分、もうみんな尿道の方に向かってるはずだよ。
ボクたちもすぐに向かわないと。
(´Д` ;)~<…………
~(;´Д`)<…………
ボクは君を裏切ったりしな――>~(;´Д`)(´Д` ;)~<オイラは君を裏切ったりしな――
~(´Д`)(´Д` )~
(´Д` )~<…………オイラは君が受精しても構わないと思っているよ。
君が受精しても恨んだりしないよ。むしろ嬉しいぐらいだよ。
~( ´Д`)<…………ボクもだよ。
※次回から、遂に彼らの過酷な旅が始まります。
“精巣圏”の先には、一体何が待ち受けているのでしょうか?
彼らの行く末を、どうか、見守って上げて下さい……




