第3話 新しい故郷 【資料】
世界観の説明です。
タナトリス王国
北方開拓地チャート領
ツオイス村
これがオレがいま暮らしている故郷だ。
タナトリス王国は大陸の南側に位置する人族が治める国だと教えられた。
創立から数えれば300年とかの歴史ある国らしい。
北側の魔族領(国名はない)と大陸を二分している大きな国で、
タナトリス王国に統一される以前からも国境辺りでは常に小競り合いが続いている。
北方開拓地チャート領は王国の北東側に位置しており
大陸で言うと縦半分のところ辺りにある開拓地だ。
大陸の東側は内側に海が入り込む形でたわんでおり、
チャート領は南側の沿岸部地域を領土としている。
そしてチャート領の南端の領境は山々が連なり、冬には多くの雪が降る。
海と山と雪の地方、それがチャート領だ。
それでそれで、ツオイス村はチャート領の真ん中あたりにある最東端の村だ。
それより東で人が住んでいるところは原住民の村になる。
(王国的には最東端はツオイス村ってこと。よくわからん。)
ツオイス村はオレのパパとママ達が若いころに開拓が始まった村で
兄ちゃんの前後がこの村で産まれた第一世代らしい。
村でとれるものはオオカミの皮と森の恵み、そして雪解け水を利用した穀物。
川を下っていくと原住民ポニカ族の村があり、食料と魚を交換してもらえる。
そんなわけで食べることには割と困っていない良い村だ。
学校の宿題
自分の村の歴史を知ろうのレポート用メモ
スヴェン・ツオイス