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もしもこんなオレがこの世界の勇者になったなら  作者: 相原直也
幼年期 初めての町 イージス
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第12話 クエスト:薬草の納品 終了?

薬草の指定は、”回復草”か。正式名は忘れた。傷口が刷り込むと治りが早くなって、軟膏にするとより良い。一番良いのは煮込んで汁を飲む方法だけど、めっちゃ苦い。

木がまばらな所にならどこにでも生えてるから、適当に歩いて探そう。

「あった、結構生えてるな。ここら辺りで桶いっぱいになりそうだ。」

さっき貸りたナイフでサクッと。おお、すごい切れ味だ。

サクサクとってバサッと桶に入れて、もう3分の1くらい溜まってる。

森の深い所なのだろうか?しばらく誰も取りに来ていなそうだ。

・・・うーん。森の深い所には魔法を使う狼がでるってパパが言ってた。

レイン様がいるから何も問題にならないだろうけど、とりあえず急ごう。


「スヴェン、進捗はどうだ?」

「はい、もうそろそろ終わりです。」

夕日も沈みかけた頃、薬草採取は完了した。

いやー頑張った。満足だ。

「それでは帰ろうか。テレポートの準備をするから待っていてくれ。」

「はい、お願いします。」

テレポートって今日初めて見たけど、いつでも一瞬でできるわけではないのか。

森に来るときはすぐできたように見えたから、最初から森に仕掛けがあったのかな?

それにしても、金クラスの冒険者になるとテレポートなんかできるのか。

オレも学校の椅子にテレポートして出席したいな。

町の周り走る時もちょくちょくズルができそうでいいな。あれもこれもできそうだ。

・・・あれ?レイン様が見当たらないな。準備ってどれくらい時間がかかるんだろう。

あんまり遠くに行かれると不安だ。

『グオオオオオオオオオオオォォォォ!!!!!!!』

うわっ!獣の雄たけびだ!

どこだ?遠くない位置だ。やばい、パパが・・・いやママが言ってた。

でかいやつの声が聞こえたら森に近づくなって。

なんでだっけ、えと、えと、そう!

周りの小さいのが森の深い所から逃げてくるから危ないって。

でかいのは熊系?だとしたら小さいのは狼?

逃げる?レイン様を待つ?

待つとしたらどこで?ここは少し開けてるから、レイン様に見つけて貰いやすい。

でも反対にーーーー


バサバサッと音を立ててオレの横を数頭の鹿が走り抜けた。

怪我をした鹿が見える、傷口から血が滴っている。

最悪だ。血の匂いする場所と体の小さいオレ。

集まってくるのは鹿を取り逃がした狼。

多分木の茂った場所にはもういるのだろう。

開けた方は鹿が逃げた場所で血の匂いが残っている。

つまり・・・オレ死んだな。

いや、違うか。

オレが目指す『物語の勇者』ならこの場面は戦って勝つところだ。

それならオレもやるだけやってやる!

「来いよ!オレはスヴェン・ツオイス!いつか勇者になる男だ!」

大きな声を出してナイフを構える。

狼が一匹近づいてくる。その周りには見えないけどもう数匹はいるはず。

もう逃げられない、勝つしかない。後は一発勝負だ。


先手を取ったのは狼の方だった。

ただ真っすぐ走ってきて、噛みつく。

「ぅぅらああ!!!」

噛みつきをギリギリ躱して・・・ナイフを脇腹に刺す!!!

ナイフが血で濡れる。オレにケガはない。ナイフも刺した。

・・・だけどダメだ、毛皮でナイフが十分に刺さらない。

何回もは避けれない。それなら・・・首だ。

今度はこっちから行くぞ!

「うらぁぁぁ!!!」

狼も体制を立て直して飛びついてくる。

ここで体を捻って避けて、首にーーー


ナイフは狼の首元に届いた。

しかし押し飛ばされたのはオレの方だった。

別の狼が横からオレを押し飛ばしたのだ。

「ぅは、げほ!くそ!」

そして体制を整える間もなく。

オレは太ももをかみ砕かれた。

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