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CASE2

それにしてもほんと何もない...トイレは角にはあったが風呂がないな...

ご飯とかはおそらくあの小ドアだろう、のんびり過ごそう。

「ふぁぁ...暇だ...」

そう、暇なのである。娯楽という娯楽が全くと言っていいほどない。

「さっきの人喋らないのかな...」

はっ!?もしやこうやって堕とす実験!?...流石にないか。

しかし不思議だな、普通の人はこういう部屋で発狂すると聞いたことがあるぞ。

ガセだったのかな?

「うーん朝ぐらいかな今、食べたいもの言えば出るのだろうか」

あの人が作ってくれるのだろうか

小ドアに近づきメニューを述べる。

「えっと、トーストと目玉焼き...って出来ますか?」

定番の朝ごはんを頼んでみる。

するとスピーカーから声が聞こえてきた。

『あーわかった、10分くらい待っててね、あとできればご飯の一時間前に教えて』

あんたが作るのか、というか材料備蓄してないのな...

「了解です、味はとやかく言うつもりないんで...」

『はーいゆっくり待っててー』

ほんとに実験なのかなこれ


10分後、小ドアが開き、朝ごはんが出てくる。

『じゃあごゆっくりー』

小ドアが閉まり、僕は料理を取る。

ふむ、至って普通だな、普通でいいんだけど。

朝ごはんは頼んだ通りのトーストと目玉焼きであった、普通である。

さて、目玉焼きの味は...うん、塩コショウが効いてていい。美味しい。

あれ?結構イケる...美味しいぞ目玉焼きとトーストだけなのに。


ガツガツと食べ終わったあとは小ドアの横にある皿捨てに放り込む、することがなくなったので寝ることにした。


20分前-北条薫side

『トーストと目玉焼きって出来ますか?』

料理は自信ある、流石に観察のみでは飽きてくるものもあるからね。

「10分くらい待っててね、あとできれば1時間前には教えて」

流石に下ごしらえがいる料理も頼まれると10分ではできない。

さて、トーストと目玉焼きか...

トーストをオーブントースターに入れる。その間フライパンを熱し、目玉焼きを焼く準備をする。

熱したフライパンに卵を入れ、蓋をする。トーストが焼けると同時に目玉焼きを皿に盛り付ける。

あとはこれを伊達君にあげるだけだ


画面を見る限り美味しかったみたい。よかった。

しかし昨日あれから考えているとおかしな点が一つある。

記憶がないはずなのに私のことを少し覚えていた、何故だろうか...


今までもこういった実験はしていた。

しかし、薬が完成せず、皆重症になり、止む無く解放した。もしかすると死んでしまったものもいたかもしれない....この男、伊達なら恐らくこの薬の完成を伝えてくれるに違いない...そう希望を持っている。

この実験は非合法ではあるが、政府関係者から極秘裏に依頼され、行っている。だから必ず完成させないといけない...1ヶ月後までには。

おっといけないいけない。キッチンでも片付けようかな。


政府が関わる実験、数多くの重症者...北条薫は一体何を作り出そうとしているのか。

どーもみなさん吉住海です。

今回は朝ごはん回でした。

北条薫は何の薬を作ろうとしているのか、伊達康平は無事に生き延びれるのか、みなさんにも考えてもらいながら読んでもらいたいです。それでは次で。

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