幸せな火曜日
「はとり」
「・・・・何?」
私が合コンから帰って来てから、咲麻がおかしい。
大学から帰って来てからずっとこうだ。朝も何かずっとそばにいるし、今もそうだ。
今日はバイトなかったから別にそこまで困らないけど、おかしい。
咲麻はソファーに座って私を足の間に座らせて、抱きしめて離さない。私の肩の所に顔を埋めて小1時間ずっとこう。
名前を呼んでは肩や髪に顔をうずめ、そして言う。
〈もう少しだから、〉
〈がんばるから〉
〈それまで待ってて〉
〈お願い〉
何を思ってそんな事を言っているのか私には分からない。
でも、少し嬉しかったりする。
すっごく久しぶり。本当は復讐なんかじゃなくて、こうやって2人で一緒に居たかっただけなのかも。何とも言えないけど、今の時間がすっごく幸せ。私のお腹にのせていいる手をそっと触れてみる。ふふっ。幸せだな。
「はとり」
「んー、何?」
「別れないでね」
「・・・うん」
もうどうでもいいや。咲麻がホモでも。うん。だって突っ込んでないし!!今幸せだもんっ!!突っ込んだら浮気な気ーするけど、違うもんね、女役だからねっ!!私咲麻に抱かれたこと一回もないけど、てか一回も抱かれてないから、まだ大丈夫!!咲麻は後じゃないとイケないのかもしれないしっ(下品)!!うん!!そうだよっ!じゃあしょうがないじゃんっ、それに咲麻今でも私の事好きみたいだしっ!!エッチと男関係以外は咲麻がホモだって気づく前と同じような態度だしっ、うん!!気にしないっ!!
・・・って、思っとかないと。
そう思い込んだらきっと幸せになれる。こんな醜い嫉妬しなくてもいいんだ。本当は他の男とエッチするとかバカげた復讐したくない。なんであんなバカな事思いついたのか分かんないし、復讐だっておかしいもん。何で好きな人に復讐しなきゃいけないの。いや、寝れないのはイラッとするけどね。
別にホモに偏見とか・・・ない、はず。他の男とかだったら引くけど、咲麻は・・・ギリ、ギリセーフ!!ちらっと、咲麻の顔を見る。あ、目があった。ってかずっと私の事見てたのか・・・はっずっ!!顔が赤いかもしれない。鏡ないから分かんないけど。
本当はどうなんだろう。
彼氏がホモ、ビッチ、彼女の隣の部屋でエッチしまくり。
世間的に考えて私の悩みは異常だろう。
咲麻は本当にホモなんだろうか?この間会った咲麻の友達の男みたいに女も大丈夫なのかな?そうだったらどうしよう。私は遊びだったら。そう考えたら、咲麻がホモであってほしいと思ってしまう私って・・・。はあ。
「咲麻」
「なに?」
「あんたホモなの?」
「・・・・・・はとりは何て言ったら嫌わない?」
「えっ・・・?」
「・・・ううん、何でもない。安心して。もうすぐこんな事止めるから」
「へ?」
もうすぐやめる?どういう事?安心してって、何でそう言い切れるの?本当にやめるわけ?じゃあ、私だけを愛してくれるの?
恐い。
もしもの事を考えてしまう。ホモじゃないって事?
「・・だから、別れないでね」
私は心の中にある恐怖を押しつぶして、ただ頷くしかなかった。
だって、私よりも悲しそうなつらそうな顔、されたら・・・頷くしかないよ。
結局、咲麻はホモなんだろうか。はぐらかされた感が否めないけど。
「まあ、いっか」
「?はとり何か言った?」
「今日の晩ご飯何にしようかなって・・・何がいい?」
「んー、ハンバーグ」
「おっけー」
今すっごく幸せだから。
話し飛びすぎてすみません^^ι
スランプです。
話が訳わからん状態です(私の頭の中も)
駄文ですが、心の優しい方。
どうかお付き合いくださいm(__)m