One day One night
数日前、俺の女友達が道端で襲われた。その友達は悲しみから立ち直れない。俺はその友達に元気づけてもらいたくて励ましたがやはり事態が事態なため立ち直れずにいる。俺はどうしたらいいんだ・・・俺は彼女に何を言ってあげればいいんだ。俺は・・・俺は・・・頭ではいろいろ考えてるがそれをどうすればいいのか分からない・・・
俺がその友達(美香)と出会ったのは小学生の時、そう俺らは幼馴染だ。美香は俺のこといつも助けてくれた。俺がいじめられてると助けてくれた。なのに・・・今の俺は美香になにをしてあげることもできない。悲しみが俺を襲う。俺は・・・俺は・・・なにをしてあげればいいんだ。どうすれば彼女に笑顔が取り戻すんだ。考えてもなにも浮かばない。
その男は美香を最近ストーカーしていたらしい。よく美香から聞いていた。だから俺も警察に通報したらいいんじゃないか?とか聞いてみた。だけどこんなことになるなんて・・・もっと俺が早くに行動していれば美香はこんな目には遭わなかったはずなのに・・・俺がちゃんとしていれば美香は・・・
俺たちは付き合ってるわけじゃない・・・だけど俺は美香を守りたいと思っていた。
それがこの結果だ。本当に俺は最低な人間だ。守れないのに守りたい・・・なんだよそれ・・・もう本当に嫌だ・・・
美香を励ませない自分
美香を守れない自分
美香を悲しみから救い上げられない自分
もうなんなんだよ・・・俺は・・・もう・・・
今日も美香を励ましに家に来た。
コンコン
「美香・・・入るよ・・・」
ガチャ
俺は美香の部屋に入り床に座った
「いや~それにしても今日は暑いな・・・真夏日和ってかさ・・・・」
「・・・・・・」
「美香は今日一日中家にいたの?」
「・・・・・・」
「あ!今日さケーキ買ってきたんだよ一緒に食べない?」
「・・・・・・」
「・・・・ごめん・・・」
「・・・・あのさ・・・」
「ん?」
「マコトは何がしたいの?毎日毎日来て・・・」
「それは・・・ただ・・・」
「あのさ・・・目障りなんだよ・・私の事バカにしてるの?」
「いや違う・・・お前を・・・」
「もう帰って!!私の苦しみなんか誰にもわからない!!もう・・私は・・・私は・・・」
俺は美香をハグする
「そんなことはない!例えお前がどんなことがあっても俺はお前を守る!今回は守れなかった・・・だけど・・・俺は・・・今度からはお前の事を守る・・・そう誓う!」
「なんだよ・・・なんだよ・・・・」
「お前が苦しいのと同じくらい俺も苦しいんだ・・・だってこんなに好きな人がこんなに愛した人がこんなに苦しんでるんだ・・・それで俺が苦しいわけないだろ!!」
「・・・・・・泣いていい?」
「ああ!存分に泣け」
「・・・・・・・」
美香は俺の肩の中で泣いた。
もう俺は美香を守る
そう心に誓ったんだ