BL短歌
またまたBL短歌です。
ふしだらな君がはじめて頬染めたコンビリ帰りからめた指に
うしろゆび差される覚悟できぬままやめろと言えぬ心地のよさが
恋をしたそれだけのことそれだけが罪となりにしおとことおとこ
先のない間柄だと揶揄されて傷ついたのははるか昔の
イケメンの名残りは声と笑顔だけ腰が曲がった爺いがふたり
しみの浮く手のひら重ねおなじ地に眠ることなど叶わぬままに
伴侶ともつれあいだとも言えぬ仲男女の仲と変わらぬものを
淋しさとともに暮らすも悪くなし君の気配と残りの余生
長らくの一人暮らしも飽きたころそろそろ俺を呼んでくれぬか