40年の時を経て
おはようございます!
今週は寒いようなので気合を入れています
今朝の話は非常にマニアックで解らない人には全く解らない話となっておりすみません
単純に長年の問題が解決したので喜んでおります(笑)
今週もよろしくお願いいたします
1983年・・・2024年も終盤ですので厳密には41年前に手に入れたエレキギターの話です
オーダーメイドしたのですよ!(3年ローンでしたが 笑)
ギターというか木製の楽器と言うのは高級材木を使用しているのです
マホガニーとかローズウッド(黒檀)とかハカランダとかハワイアンコアとか・・・
最近は規制があって輸入できない材木も増えましたが、高級家具と同じ材木の仕様なのです
私がオーダーメイドしたエレキギターはオール・ウォルナット・・・つまりクルミの木を使用したものでした
形状はストラトキャスタータイプです
ラッカー等のペイント塗装ではなくてオイルをしみ込ませてあるので、材木本来の自然な色合いがいい感じの見た目です(まさにアンティーク家具のような色)
ボディとネックがウォルナットですが、ネックに貼る指板はローズウッドでした
重量はズシリと重い!肩が凝る(笑)
その上、使用金属パーツをオールブラス(総真鍮)にしたのでこれまたさらに重い!
ウォルナットの渋い濃茶色にブラスのパーツが輝いてそれは高級感一杯!
でも、ブラスパーツは磨くのが大変でした
ウォルナットは目の詰まった木材で、さらにブラスパーツなので、音はガツンとしたとてもはっきりした太くて硬めの音だったのです
ところが、何年か経つと音の指向性が変わるので、このブラスパーツをプラスチック製に変えたり、音の拾い口であるピックアップも色々変えたりして・・・
まあ、半田ごて少年の魂も疼いて現在に至ってきています
本物のストラトキャスターのピックアップに載せ変えたりいろいろ試した結果、現在はハンバッキングピックアップ2個とさらにシングルコイル2個という世にも珍しい世界で一本だけの仕様になっています
それ以外にも、仕掛けをいっぱい仕込んで多彩な音作りができるようにしています
それで、このハンバッキングタイプのピックアップを付けてから、何と言いますか高音で音が勝手にうねるようになってしまったのです
特に音を歪ませてギャンギャンの音にした時に、高い音を一音ギーンと伸ばして弾くだけで、気持ちの悪いビブラートがかかるような感じなのです
これはとても使えないよなぁ・・・
そう思いながらも、このギターを弾く時は自分自身で強めのビブラートをかけて、聞いている方にはうねりを解らないようにして弾いていたのです
特に弦が少しくたびれるだけで、うねりもひどくなるので、弦も頻繁に変えたりしていました
一昨日、久しぶりに懐メロのバックのご依頼をいただいたので、このギターを使用しました
家で練習している時・・・やはりうねるよなぁ・・・
それで、ふと思ったのです、ひょっとしてピックアップの高さが高すぎて、弦を弾いた時に磁界との関係でうねるんじゃないのか?と・・・
なんかそんなこと聞いたことがあるような気がする・・・
ということで、えいやーと思い切ってピックアップの高さを下げてみました
するとなんと・・・
うねりが無くなった!
おお!
数十年間悩まされた問題が解決した!
ピックアップの高さが下がったので、多少音は細くなったけど、これの方が全然扱いやすい
ということで、本番に挑んだら、出す音を絶賛いただきました
一石二鳥のええ日でした!
ほんと感謝です
ということで、今日は解る人にしか解らないマニアックな話で失礼しました
でも、解決して爽快なのです