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AI少女は優しき主に恋をする  作者: アルカナ
2/5

マスターの登校後は

2話目です。

ノリと勢いで書くのって楽しいですね。

そんな感じの第2話です。

「さて、マスターが帰ってくるまでに、家事を終わらせてしまいましょうか!」

 マスターが学校に行った後は家事の時間です。まずは、洗濯物を外に干し、その後に部屋の掃除を行いましょう。

 今日は晴天ですし、お布団も干してしまいましょうか。マスターにはフカフカのお布団で寝てほしいですし。

 そんな風に計画を立てながら、私は家事を始めるのでした。

_____

____

__

「これで、全部ですかね?…うん、大丈夫そうですね。よし、洗濯物と布団は干し終わりましたし、次は掃除です」

 洗濯を終えた私は部屋の掃除をするために場所を移動しました。

 まずは、私とマスターが過ごすリビングから。

 散らかっているゴミを捨て、リビング全体に掃除機を掛けていき、その後に雑巾掛けをした。

 そうして、リビングの掃除が終わり、洗面所や玄関、台所といったように掃除を行っていき、ついにマスターの部屋へとやってきました。

「さて、始めましょうか!…それにしても、相変わらずマスターはカードがお好きですね」

 マスターはカードゲームがとても好きで、たまに大会にも出ているのです。

 私も、たまにマスターがデッキのテストプレイを行いたい時に相手をすることもあり、ルールについても把握しています。

 カードゲームというのは中々奥が深いもので、如何にマスターの戦術を読み切っても、確率を超えた奇跡というものによって敗北してしまうこともよくあるんです。

 気づけば私もカードゲームにハマり、最近では私の方からマスターに挑むこともしばしばあります。

「マスターが帰ってきたら、カードゲームで対戦するのも良いかもしれませんね……あれ?今、何か落としてしまいましたか?」

 掃除を進めていると部屋の棚から何かが落ちてきた。

 私はそれを手に取る。

「これはカード?何のカードでしょうか……これは!以前、マスターが欲しがっていたレアカード!マスター、手に入れることができたんですね」

 そういえば、3日ほど前大量にカードパックを購入していましたね。

 マスターがプレイしているカードゲームはコアと呼ばれるものを使うカードゲームなのですが、なかなかパックが売っていなくて困っていると言っていたので、大量に買うことができた時はすごく喜んでいました。

 まったく、マスターも当たったなら、私に教えてくだされば良かったのに。

「あれ?カードの束が…もしかして、デッキを作っている最中だったんでしょうか?なるほど、だからマスターは話してくれなかったんですね」

 きっと、テストプレイをする時にお披露目するつもりだったのでしょう。

 何だか申し訳ないことをしてしまったような…これは、元の場所にこっそり戻しておきましょう。

 ただ、困ったことになりましたね…私達AIは忘れるということができないので、マスターとカードゲームをプレイする時に上手く驚けるかどうか。

 ですが、マスターのためにもこのツグミ、全力で驚く練習をします!

「その為にも、まずは掃除を終わらせなくては!」

 そうして、決心を固めた私は掃除をすぐさま終わらせるのでした。

/////////////

「『うわぁ!すごいですね、マスター!』……うーん、少し違うような……『まさか、そのカードを手に入れたとは…流石ですね、マスター』…これは少し格好をつけすぎているでしょうか?」

 むむむ、やはりなかなか難しいですね。

「じゃあ、『それがマスターの新しい切り札ですか、ワクワクが止まりませんね!』……おぉ、これはなかなか良いのでは?よし、これでいきましょう!」

 あれこれ思考をすること約1時間ほど、ようやくしっくりくるものが見つかりました。

 ふぅ、なかなか難しいものでした。まぁ、何はともあれ、なんとかなりそうです。

「さて、後はマスターを待つばかりですね…買い物は昨日の内に色々と済ませましたから、今日は買い物に行かなくても大丈夫ですし」

 マスターが帰ってくるまで、何をしていましょうか…あっ、せっかくですし私もデッキ編成をしましょう。

 ふふっ、楽しみですね!マスター、早く帰ってきてくれないでしょうか。

 私はマスターの帰りを心待ちにしながら、デッキ編成に取り組むことにしました。

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