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五月雨の檻

作者: 神林 醍醐郎

○五月雨の檻


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五月雨そっと 降り来たり


灰の空より  降り来たり


格子の如く  降り来たり


二人を檻に  閉じ込める



閉ざさる二人 衣解き


肌と肌とを  重ね逝き


若きはだえに 汗伝い


梅雨の湿りは いや増して



雨は未だに  止まざれば


二人は酒杯  傾けて


酔いに任せて 新しき


堕落の業に  耽りけり



熱を帯びたる 洞と杭


絶えず穿ちて 露溢れ


褥を甘く   潤せば


五月雨の檻  乾くことなく





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