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2話

多分本日中にもう1話更新…したいなぁ…


 あぁ…

 異世界だ…

 憧れの異世界だ…

 

 でも、望んでた異世界とは違う…

 

 僕は厳ついおじさん達に睨まれ、涙目になりながらそんな事を考えていた…

 

 

 

 時は数刻前

 

 

 

 自称神様から異世界へと転移させて貰った僕は、ドキドキで胸を膨らませながら、転移先を待ち望んだ。

 しかし、そこは 空 だった…

 

 「は?」

 

 考える暇もなく僕は落ちていき、強制的にパラシュート無しのスカイダイビングをさせられていた。

 

 「あのくそ女神めぇぇぇぇ!!!」

 

 真っ逆さまに落ちていき、完全に死を覚悟したその時、待っていた衝撃は来ず、逆に柔らかな感触だったのだ。

 

 「あああ!!…あれ?生きてる?」

 

 起き上がって見ると、僕が落ちた所は柔らかく少し小さな小山になっており、麓には剣や弓を構えた厳ついおじさん達がこちらを呆然と見ていた。

 

 すげぇ!あれがリアル冒険者か!!カッコイイ!!

 

 などと考えていると、突然冒険者達は弓を構え、僕の所に矢を放ってきた。

 

 え?

 

 矢?なんで?

 

 理由を考える暇もなく、降り注ぐ矢の雨。

 それらは全て僕の周りの地面を抉り、削っていった。

 

 怖い怖い怖い怖い怖い怖い!

 このままだと確実死ぬーーーー!

 転移そうそう死亡するって悲惨すぎね!?

 あれか?自称女神のせいか!?

 どうすればいいんだ!?

 考えろ、考えろ僕!!

 

 考えた結果見出した答えは土下座だった。

 僕には今までいじめっ子から全てこれだけで乗り越えてきた。

 だから、これで何とかなるはずだ!!

 

 ヒュン!

 

 顔を上げると目の前に突き刺さっている矢があり、厳ついおじさん達は今までより格段と睨みつけていた。

 

 あぁ、終わったな…

 

 この柔らかい大地でぷにぷにして、時より動く、そんな気持ちのいい場所で死ねるなら本望か…

 

 矢がまた降ってきたのを確認し、僕は人生を諦めた…

 

 

 

 ん?待てよ…ぷにぷに?時々動く?

 

 僕は柔らかい大地を再度見てみた…

 そこにはつぶらな瞳、ゼリー状の身体。

 

 

 僕は緑色のスライムと目を合わせていた…

 

 

 「スライムぅぅぅぅぅぅ!!?」

 

 そこからの僕の行動は早かった。

 急いでスライムから転がり降り、全力で冒険者達の方へ走った。

 

 あと少しで助かる!

 

 すると後方からヌルヌルと動く音が…

 

 あ、これってフラグ?

 

 ゆっくり後ろを振り返ると口を大きく開けたスライムが…

 

 ヤバいヤバい食われるぅぅぅぅぅぅ!

 冒険者様ヘルプミー!

 って、冒険者様!?

 

 懇願の目で冒険者達を見ると、僕同様、逃走を開始していた。

 

 あの人達あのスライム倒す為に来たんでしょ!?

 何で逃げてるの!?

 というか、食われるから助けてよぉぉぉぉ!

 転移早々スライムに食べられてバットエンドって、シャレにならねぇ!

 

 僕は全力で走るのだが、流石は学年最下位の僕。

 あっという間に追いつかれ、スライムに意識を刈り取られるのだった…

 

読んでいただきありがとうございます!!!

いやはや~、大変ッスね~、こんな異世界に転移したらw

さてと~、ご飯でも~…

え?米ない?パンない?具材ない??

あ、飯抜きですか…


こんな現実も嫌だと思い知る作者であった…


感想等お待ちしております!(*`・ω・)ゞ

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