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【シリーズ】 13代目の破壊神

親愛なる貴方へ

作者: 千路文也


 貴方は蔑む目で私を見つめ、冷酷な言葉で私を責める。


 嗚呼……なんという快感だろう。


 貴方がいなければ、私は光の中で意気揚々とする女だった。


 血を知らぬ私に、血を与えてくださり、感謝いたします。


 私の弱き心に、深闇を授けてくださり、感謝いたします。


 つるぎで光を薙ぎ払い、貴方の行く先には闇夜が芋虫の様に蠢くのです。


 そう、貴方こそが恐怖大帝。レウス・ヴァルダミンゴ。


 最後は貴方の剣で私の心臓を突き刺してください。


 貴方の剣で死に悶えたいのでございます。



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