プロローグ
21XX年
社会は都市化が進み、人類は便利な生活を送っていた…
人口増加により、ついに住居は宇宙まで進出した
都市化、人口増加、宇宙進出…もちろんのことながら大量の資源が必要なため、その資源を巡る戦争は絶えることはなかった…
そして
アメリカ合衆国とロシア連邦を中心とする『第3次世界大戦』が開戦した
戦況は五分五分で開戦から半年が過ぎ、両国が核ミサイルを構えたまま均衡状態が続いていた…
だが、長期戦のため軍事資金の底がみえはじめ、アメリカ合衆国大統領は戦争を終結するべく決断をした。
「モスクワ中心に核を撃て!!」
均衡を破ったのはアメリカ合衆国だった
モスクワは核攻撃により破滅し、ロシア連邦は大打撃を受けた
「何をしている!!こちらも核を使え!!ホワイトハウスにぶち込め!!」
こうして、世界は火の海に飲み込まれ土や水、大気は核に汚染され南極北極の氷は溶け海面は上昇…それにより土地の大半は沈み地球は死の星となった…
人類は住むところを失い宇宙にあるコロニーへと移住した
定員のあるコロニー…コロニーに入れず地球に残された人々はコロニーの住民が生きるために見捨てた
残された人々は次々と倒れていき絶滅した
と思われていた
しかし、残された人々は生き続けていた
時は流れ…
2350年
核の汚染はなくなったが社会は退化していた
一部だが、木は生い茂り動物は帰ってきた…が、核の影響を受けているのか体が変化していた
中には知識を得て、言語能力を身につけた動物もいた
そして、
その言語能力を身につけた動物は凶暴化し人間を襲い始めた
ノイツァイト大陸
現在でいうドイツとスイス辺りである
物語はこの大陸から始まる
ノイツァイト大陸にある都『ギプフェル』は旧ヨーロッパ大陸から進行してきた『ツークンフト』と領土争いの戦争をしていた
この時代は剣や槍、弓矢といった原始的な武器での戦争を繰り広げていた
この波乱の中、少年少女達は戦いに身を投じる