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君がいた未来に、花は咲く

作者:Seira
高校2年の春、記憶喪失の後遺症を抱える少年・**湊(みなと)**は、ある日ひとりの少女と再会する。
彼女は微笑みながら言った――

「また、会えたね。湊くん」

しかし湊には、彼女の記憶が一切ない。
それでも彼女は、自然な距離で湊に接し、ふたりは少しずつ関係を築いていく。

やがて明かされていく、彼女との“過去”。
図書館での出会い、共有した日々、そして互いに想いを寄せ合った記憶。
湊の中に少しずつ“恋の記憶”が戻っていくが――

彼女は重い病を隠していた。
未来が長くないことを知りながらも、
「もう一度、湊に恋をしてもらえたらそれでいい」と願い続けていた。

そして最後に彼女が残した手紙。
そこには、すべてを知った上で愛した“ひとりの少女の本当の想い”が綴られていた。

「私、君がいた未来に花を咲かせられたかな?」

花咲く春。
彼女の記憶を胸に、湊はベンチに花を置く。

失っても、もう一度、恋をする――
そんな切なくもあたたかい、再生のラブストーリー。

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